不動産業界のDX事例3選紹介|企業が抱える課題を解決するための選び方
働き方改革が提唱されたこともあり、不動産関連の企業でも業務効率化が課題になっています。業務効率化を進める企業から注目されているのが、今回取り上げるDXです。この記事では、DXの特徴やメリット、不動産DXの導入事例などを紹
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見やすい見積書をスムーズに提出できるかどうかは、契約の成否に大きくかかわる大切な部分です。
いざ見積書を請求されたときに、作り方を調べていてはスピーディーに契約まで進められません。また作ってみたら不備があったということも考えられます。
そこで利用を検討したいのが、テンプレートを提供してくれるクラウドサービスです。
今回は見積書に必要な項目やテンプレートを提供してくれるおすすめサービスを紹介します。
不動産賃貸の見積書を作る際、以下の2つの方法が考えられます。
マイクロソフトのワードやエクセルなどのテンプレートを使用するのも1つの方法です。
ネットを探せばワードやエクセルで作成された無料のテンプレートが出回っています。
イチから作成しなくても見積書が作成できる点はメリットといえるでしょう。
クラウド型の見積書作成サービスを利用することで、無料のテンプレートを利用するよりも手厚いサービスを受けることができます、
見積書以外の「納品書」「請求書」なども簡単に作成できるほか、簡単に一括管理が可能です。
このような手厚いサービスがあることで、書類をエクセルやワードで作成することに比べて事務作業の大幅作成につながります。
見積書の作成サービスやテンプレートの提供サービスは、ネット上でさまざまな種類が見つかります。
■おすすめの不動産賃貸見積書テンプレートサービス3選
今回はそのなかでも、おすすめの見積書作成・提供サービスを紹介します。
Misocaは、弥生株式会社が提供しているクラウド型見積書作成サービスです。
見積書・納品書・請求書を1分で作成・管理することができます。
さまざまなメリットを享受できますが、なかでも以下の3つがおすすめの理由です。
Misocaでは表計算ソフトを使った請求と比較して、時間を1/3に短縮が可能です。メールでも郵送でもワンクリックで実行できますから、少しのスキマ時間があれば事務作業を進められます。
もし分からないことがあったときも、チャット・電話・メールの操作に関する相談ができるのもメリットでしょう。
エクセルの関数を使ってテンプレートを作る場合、分からないことがあっても自分で調べるか周囲に聞くしかありません。
ほかの人の稼働時間を圧迫しないサポート機能がついているのは心強いでしょう。
さらに、クラウドでデータが保管されていることでいつでも管理業務が可能です。自宅でのテレワークにも有効活用できます。
【リンク】Misoca
マネーフォワードのクラウド請求書は、見積書・納品書・請求書をテンプレートで簡単作成できるサービスです。
取引先、印影、品目など、フォームに沿って入力することで素早く帳票が作成できます。
作成した請求書はワンクリックでメール送付が可能なほか、PDFダウンロードもできます。データや紙での保管にも安心して利用できるでしょう。
さらにマネーフォワードでは、ほかにも会計業務に関するさまざまなサービスを提供しています。
マネーフォワードを利用すれば、これらをワンストップで活用できるのが強みです。
たとえばクラウド会計と連携することで、売掛金の仕分けを自動連係できます。
【リンク】マネーフォワードクラウド請求書
bizoceanは書式のテンプレートを無料で探せるサービスです。
国内最大級29,160点(2021年10月現在)のテンプレートやデザインをダウンロードでき、見積書以外にも契約書、請求書、メール文例などの定番のビジネス書式のほか、年賀状などの多彩なテンプレートが用意されています。
見積書以外にも賃貸借契約書をはじめ、賃貸会社に必須のテンプレートがあり、民法改正対応済の書式や消費税の改正にあたって導入されるインボイス制度に対応した書式も利用できます。
今話題の「働き方改革」「民法改正」などをテーマにした特集コンテンツまで組まれていて、専門的かつ属人化しやすいノウハウを網羅しているので、社内で共有しておきたい知識としても利用できます。
【リンク】bizocean
不動産の見積書については、テンプレートを使えば綺麗に作ることができます。とはいえ、作り方の基本を事前に知っておくほうがスムーズに作成できるでしょう。
見積書に記載するべき必要項目について紹介します。
宛先は、提出する先の名称を記載する項目です。
相手の会社名や屋号、個人の宛先を入力します。
会社宛てなら「御中」、個人の場合には氏名の前に役職名と氏名のあとに「様」を付けることは必須です。
自社の社名・電話番号・作成者名を記載する項目です。
見積書を見ただけで連絡先が分かるようにしておくことは、取引先にとって親切な書類になります。
いつ発行したのかという日付は年月日で記載が必要です。あとから見積書を確認する可能性もあるので、日付は正確に入力しましょう。
書類を管理する場合の管理番号になる番号です。後日に見積書を引っ張り出すときに番号を振ってあると探しやすくなります。
タイトルは「御見積書」だけでも問題ありません。
見積の金額を税込みで記載します。
金額ごとの税抜き合計である「小計」と、小計にかかる「消費税」の欄も必要になります。
見積金額と合計金額に相違がないように注意しましょう。
なお、消費税の端数は一般的に「切り捨て」にすることが多いようです。
賃料、管理費・共益費、その他初期費用の内容を記載します。
小計と消費税の合計を合計金額として記載します。
見積書に印鑑は絶対に必要ではなく、印鑑のありなしで法的な効力が変わることはありません。
ただ「しっかりと社内で承認している」ということを示せるので、基本的には社印の捺印がおすすめです。
見積書の内容が有効である期限を記載します。期間が経過して金額が変更されたあとの申込などのトラブルを回避できます。
補足説明があれば記載します。
最後に、見積書を作成する際に知っておきたい注意点を紹介します。
見積を求めている顧客は、自分たちの会社にだけ見積を求めているとは限りません。
ほかの会社がスピーディーに回答しているのに、自分たちが回答に時間がかかるようでは成約を逃すことになってしまうでしょう。
スピーディーに顧客に見積書を出せる体制を作るためには、有料でも見積書作成サービスの導入を検討したいところです。
当たり前のことですが、見積書の内容と実際のサービス内容に乖離がないようにする必要があります。
賃貸の場合は敷金・礼金・共益費・賃料の前払い・カギ交換費用など、盛り込むべき内容が多くあります。
顧客との認識のズレはトラブルに発展する原因になるため、あいまいな表現がないように注意しましょう。
今回は見積書のテンプレートを提供してくれるおすすめサービスと、見積書の基本的な作り方を紹介しました。
ワードやエクセルの無料テンプレートでも不可能ではありませんが、作成に時間がかかるのがネックです。クラウド型の見積書作成サービスなら綺麗な見た目の見積書を作れるだけでなく、納品書や請求書にも情報を移せます。
効率的な見積書作成を目指すなら、テンプレートを提供してくれるサービスの利用を検討しましょう。
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この記事の監修者:小倉 大将 「いえーる 住宅研究所」編集長 学生インターン期間を経て、新卒一期生としてiYell株式会社に入社。開発マネジメント部門・メディア事業部門を経験し、入社2年目にして「いえーる 住宅研究所」の編集長に異例の抜擢を果たす。現在、同メディアを不動産業界のDX推進の一翼を担う媒体とすることをミッションに、日々業務に励む。 Facebook / Twitter |