ウェルスパークの特徴と料金体系

投稿日 : 2021年09月30日/更新日 : 2023年06月03日

収益不動産のオーナー様の中には、副業として不動産投資をはじめる方もいらっしゃいます。

そのため、管理会社とのコミュニケーションの簡易化や資産管理の手軽さがポイントとなります。

WealthPark株式会社の運営する「WealthPark」は、管理会社とオーナー様向けの不動産管理に役立つツールです。

管理会社がシステムを導入し、オーナー様がアプリをインストールすることで双方が利用できる仕組みとなっています。

今回は不動産管理に役立つツールのWealthParkについて解説します。

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WealthParkとは

WealthParkビジネスは、不動産オーナー様と管理会社をつなぐオーナーアプリです。
不動産管理会社にはクラウド型システム/オーナー様にはモバイルアプリ・WEBサイトを提供します。

香港、ニューヨークなど国外にも拠点を持つWealthPark株式会社が提供しており、150社以上の管理会社に導入され、5万人以上の不動産オーナー様から利用されています。(2022年時点)

WealthParkを導入している企業は、大手不動産グループ会社だけでなく、地域の大手管理会社、投資用不動産の売買仲介を主事業としている企業などさまざまです。

WealthParkは、管理会社が顧客管理システムを導入し、オーナー様がアカウントを利用してアプリにログインすることで、管理会社とオーナー様をつなぐことができます。

WealthParkを導入することで、「業務効率化」「オーナー様とのコミュニケーション活性化」「オーナー様への提案力強化」などのメリットがあります。

WealthParkは資金調達も豊富な期待のサービス

WealthParkは、金融機関などから十分な資金調達をしているため、今後も不動産管理業務の領域で充実したサービスを提供することを期待できるでしょう。

最近では、2020年にあおぞら銀行などから9億円、2021年に産業革新投資機構傘下のJICベンチャー・グロース・インベストメンツから25億円の資金調達をしています。

WealthParkの特徴

WealthParkには以下6つの特徴があります。

チャットコミュニケーションで社内共有ができる

WealthParkでは、チャットを活用してオーナー様と連絡を取ることができます。

管理会社とオーナー様がコミュニケーションを取る際、電話、ファックスなどで担当とオーナー様が個別に連絡を取るケースが一般的でしょう。

しかし、電話やファックスでのやり取りはデータとして残らないため、社内で共有しにくい点が難点です。

担当とオーナー様が、社内共通のチャットでコミュニケーションを行うことで、担当が不在でも状況をすぐに確認できます。

また、修繕や入居者への対応など、オーナー様への許可が必要な案件をデータとして履歴に残すことで「言った・言わない」のトラブルを防止できます。

収支報告の電子化で業務効率化&コスト削減

WealthParkを利用してオーナー様への収支報告を電子化することで、管理会社の業務効率化やコスト削減が可能です。

オーナー様への毎月の収支報告は、郵送で行われるケースが一般的です。

オーナー様一人ひとりに郵送する際、宛先の確認、封筒の準備など手間がかかる上に郵送代もかかります。管理を委託されるオーナー様の数が増えるほど、大変な作業になるでしょう。

WealthParkでは、収支明細をワンクリックでオーナー様のアプリに共有できるため、そのような手間を大きく削減できます。

また、業務効率化できる分、管理会社の管理物件数を増やすことも可能です。

オーナー様とのコミュニケーション活性化

WealthParkのワークフロー機能を利用することで、オーナー様が必要な入退去や修繕に対する対応を簡単に管理できます。

近年、不動産投資を副業としてはじめるオーナー様が増えているため、日中はオーナー様と連絡が取れないなど、コミュニケーションを取りにくい環境となっています。

コミュニケーション不足から、自社で管理している物件にも関わらず、オーナー様が他社へ売却相談をするケースもあるでしょう。

WealthParkを導入してオーナー様の負担を減らすことで、オーナー様と管理会社が気軽にコミュニケーションを取れるようになります。

オーナー様とのコミュニケーションが活性化することで、コミュニケーション不足による機会損失を防ぐことが可能です。

また、WealthParkでは、オーナー様が管理している物件の築年月、構造などのデータを一括で管理できる仕様となっています。複数の物件を所有しているオーナー様でも、効率的に資産管理できるようになるでしょう。

オーナー様への提案力強化

WealthParkを利用すると、管理会社がオーナー様の情報を整理しやすくなるため、オーナー様に対する提案力強化につながります。

どのオーナー様の、どの物件が、どんな状態なのかを確認でき、運用利回りを踏まえたリフォームの提案など、適切な案内をすることが可能です。

海外の案件にも対応

WealthParkのアプリは、日本語だけでなく、英語、中国語に対応しています。

言語の切り替えは、オーナー様のアプリで任意に設定できます。

管理会社が日本語で登録した情報を外国語で表示できるだけでなく、海外の物件を管理している現地部門が英語で登録した情報も日本語で表示することが可能です。

AI査定サービスとのシステム連携

WealthParkのオプション機能として、AI査定サービスも利用できます。

WealthPark株式会社は、AIスマート査定の機能を提供しているスイスの企業と事業提携しています。

WealthParkに登録している物件であれば、査定賃料や価格を調べることが可能です。査定結果はオーナー様と共有できるため、賃料の承諾を得る時や売却査定する際に活用できます。

WealthParkの料金体系

WealthParkの初期費用 35万円~
WealthParkの月額費用 管理戸数によって変動

WealthParkの初期費用は35万円からとなっており、月額料金は管理戸数によって変動します。

オーナー様がWealthParkのサービスを利用するにはアプリのインストールが必要ですが、オーナー様が費用を負担することはありません。

WealthParkは管理会社とオーナー様双方にメリットがあり、かつ、オーナー様が無料で利用できるため、オーナー様の満足度向上につながるでしょう。

まとめ

今回はWealthPark株式会社が運営するWealthParkのサービスを紹介しました。

賃貸管理は業務が多岐に渡るため、オーナー様一人ひとりに合わせた収益アップに対する提案が難しいケースが多いです。

業務を効率化し、オーナー様へ最適な提案をできるWealthParkで、オーナー様とのコミュニケーションを密にとり、関係強化を目指しましょう。

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この記事の監修者
小林 紀雄
住宅ローンの窓口株式会社代表取締役・iYell株式会社取締役兼執行役員
2008年にハウスメーカーに入社し営業に従事。2010年からSBIモーゲージ株式会社(現アルヒ株式会社)に入社し、累計1,500件以上の融資実績を残し、複数の支店の支店長としてマネジメントを歴任。2016年にiYell株式会社を共同創業し、採用や住宅ローン事業開発を主導。2020年に取締役に就任し、住宅ローンテック事業の事業責任者としてクラウド型住宅ローン業務支援システム「いえーる ダンドリ」を推進し事業成長に寄与。