UiPathのトライアル申込方法と上手な試し方
業務の一部をロボットに代行させて効率化を図るRPAシステムが不動産業界でも注目されています。
しかしRPAシステムの代表格であるUiPathの導入にはある程度のスキルを要するため、いいきなり費用をかけて導入しても使いこなせるかどうか不安に思う不動産業者も多いでしょう。
UiPathでは導入前の無料トライアル制度を設けていますので、トライアル中に検証してみるのも良い手段です。
今回はUiPathの無料トライアル制度をご紹介しながら、UiPathの上手な試し方について解説します。
無料で試せるUiPath
UiPathを無料で利用するには2つの方法があります。
- エンタープライズ用評価版を利用する
- Community Cloud版を利用する
以下からは「エンタープライズ用評価版」と「Community Cloud版」のそれぞれの詳細をご説明します。
エンタープライズ用評価版
エンタープライズ用評価版は製品の購入を前提とした60日間限定のライセンスです。UiPathのすべての機能を確認、検証することが可能です。
60日間の満了前にはUiPath社もしくは販売会社のセールス担当者から継続利用の確認連絡が入り、UiPath社にライセンス購入の意向を示した不動産業者には販売ベンダーが紹介されます。
トライアルの結果UiPathを継続利用しないことを決定した場合、60日後にはライセンス権を失うか、もしくはCommunity Cloud版に移行されます。
Community Cloud版
Community Cloud版は個人や小規模チーム・企業の無料プランです。エンタープライズ用評価版と違い利用期間の制限はありません。
ただし不動産業者がCommunity Cloud版を利用する場合、企業規模が以下を下回る必要があります。
- 従業員250人未満(関連会社を含む)
- 年間売上高およそ5億未満(500万米ドル)
またCommunity Cloud版は通常版に比べると自動化できる機能に制限がかけられているため、トライアルとして考えると機能が不十分な可能性があります。
UiPathやRPAシステムがどのようなものかを知りたい、勉強したいという場合にはCommunity Cloud版で十分ですが、本格的にRPAシステムを業務に活用していきたい不動産業者は最初からエンタープライズ用評価版でトライすることをおすすめします。
UiPathのトライアル申込方法
UiPathのエンタープライズ用評価版の申し込む方法は以下2種類より選択できます。
- UiPath社に直接トライアルを申し込む
- 販売会社にトライアルを申し込む
UiPath社へのトライアル申込
UiPath日本法人の公式サイトよりエンタープライズ用評価版を申し込みます。
【リンク】UiPath Platform 無料トライアルのダウンロード申し込み
トライアル対象となるエンタープライズ用評価版はソフトウェアをダウンロードする形式となりますので、管理ツールOrchestratorを搭載するためのサーバー等はあらかじめ用意しておく必要があります。
またUiPath日本法人では直接販売を行っていないため、トライアル期間満了後に通常版ライセンスを購入する際には販売会社との契約となります。
販売会社へのトライアル申込
トライアル終了後にライセンスを購入する販売会社が既に決まっている場合や、トライアル時や導入時にきめ細やかなサポートを受けたい場合には、販売会社にトライアルを申し込むのも良い方法です。日本語トレーニングや日本語サポート、技術的な支援も期待できます。
UiPathの販売を公式に認められている全国の販売パートナーは以下リンクより確認できます。
UiPathトライアル中のサポート
UiPathのトライアル期間中には、UiPath社からは直接的なサポートが受けられません。
ただしトライアル期間中でも、以下の方法によりトラブルや疑問等の解決が図れます。
UiPath アカデミー
「UiPath アカデミー」はUiPathが無料で公開しているオンライントレーニングサイトです。
基礎から応用まで幅広く段階的にUiPathの機能を学習できるようになっています。すべて日本語で公開されているため英語が不得意な人でも心配ありません。
UiPathフォーラム
UiPathを学ぶ上で疑問が生じたときには、UiPathユーザー間の情報交換サイト「UiPathフォーラム」で質問することができます。
「UiPathフォーラム」には日本だけでなく世界中のユーザーが参加していますが、以下は日本版のフォーラムです。
UiPathの上手な試し方
UiPathはうまく活用できれば非常に便利なツールですが、特に詳しい人や専門家でない限りトライアル期間中に使いこなせる人や企業はごく少数です。
無料トライアルで何もかも理解しようとするのではなく、トライアル期間中に「UiPathで何ができるのか」を模索していくのが上手な試し方だと言えるでしょう。
トライアル期間中に必要な機能を絞り込むことで、本格的な導入時に不要な機能まで搭載してコスト無駄なコストをかける必要がなくなります。
まとめ
今回はUiPathの無料トライアルについて解説しました。
ハードルが高いUiPathも、まずはチャレンジしてみなければその真価がわかりません。
無料トライアルをうまく使って、RPAシステムによる業務効率化を図りましょう。
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