融資利用特約で不動産購入のリスクを減らす|契約事項に定める際のポイント
買主様のリスクを減らす「融資利用特約」とは
「重要事項説明」とは、宅建業者から不動産購入が決まった買主様へ、契約締結前に契約上重要な事項について説明することです。買主様が契約内容・条件・関連法令について充分に理解した上で契約手続きに進めるよう、このような業務が義務づけられているのです。
そして、説明した内容は書面にして交付します(重要事項説明書)。重要事項説明は、「宅地建物取引士」の有資格者のみが行える業務です。
重要事項説明は、買主様が契約内容・条件などをしっかり理解した上で契約締結に進めるように行うものです。そのため、必ず売買契約締結前に行うのが義務となっています。
ただし、契約締結日と同じ日に行うことも可能です。
不動産売買についてのルールは、法令で細かく決められているため、重要事項説明でお客様に説明する項目は、膨大な量になることがほとんどです。
そのため、本当に重要なポイントをお客様が見落とさないよう、宅建業者は説明内容を整理して伝える必要があります。契約内容や契約目的に応じて、より重要な項目を強調することが大切です。
重要事項説明には、不動産業界の専門用語が数多く登場します。それを一般人であるお客様にそのまま伝えていると、きちんと理解してもらえません。
どんなお客様でも内容を理解できるように、お客様の理解度に合わせて説明を変えることが大切です。
膨大な項目のある重要事項説明でできるだけ説明漏れがないように、お客様に確認いただくポイントを整理しましょう。
①取引にかかわる宅地建物取引業者について
②物件の基本情報について
③法令上の制限について(都市計画法、建築基準法など)
④敷地と道路の関係について
⑤インフラについて
⑥建物調査結果の記録について
⑦集合住宅・マンションについて
⑧契約条件について
特に入念な説明・確認が必要な事項は、案件ごとに異なります。その案件でより重要なのはどこか、その都度よく考慮して、重要事項説明の準備をしましょう。
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