スペースリーの特徴と料金体系

投稿日 : 2021年07月17日/更新日 : 2023年06月03日

不動産業者が契約率を上げるためには、質の高い接客が不可欠になりますが、接客にインターネットを活用する企業も増えています。

オンライン接客のために利用できるソフトウェアも多く開発されており、株式会社スペースリーの提供するスペースリーというサービスもその一つです。360度VRコンテンツを、誰でも簡単に作成できます。

今回は、不動産販売会社の接客にも活用できるスペースリーについて解説します。

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スペースリーとは

スペースリーとは2016年11月から提供が開始された、クラウド型のソフトウェアです。

専門的な知識がない人でも簡単に360度VRコンテンツを製作でき、販売開始以来すでに4,000社を超える企業が利用しています。

さまざまな事業で活用できるソフトウェアですが、特に多く利用されているのが不動産関係の企業です。

不動産事業者のサービス利用継続率は98.9%(2019年1年間の実績)でした。住宅関係の企業にも多く活用されているソフトで、観光や製造業の企業などにも幅広く利用されています。

スペースリーの特徴

スペースリーには以下3つの特徴があります。

写真を撮影するだけで、簡単に360度VRコンテンツを制作できる

スペースリーの特徴としてあげられるのが、誰でも簡単に360度VRコンテンツを制作できることです。

VRコンテンツを作成する場合には通常、高額の料金を支払って専門の会社に制作を依頼する必要がありますが、制作のための予算が限られている企業でも、予算をかけずにVRコンテンツを作れるところが、多くの企業に利用されている理由です。

360度VRコンテンツを作りたい場所を写真で撮影したら、後はその写真をクラウドにアップロードするだけで良いので、短時間で多くのVRコンテンツを作成できるのも大きなメリットです。

不動産業者にとっても非常に利用しやすい機能で、ネットで接客をする場合にも、物件の内部を360度の画像として顧客に見せることが可能です。

効果的に使用すれば、契約率のアップも期待できます。顧客にとっても、実際に現場まで足を運ばなくても物件の詳細を見られるメリットがあるため、非常に利用しやすいソフトです。

コストをかけずに接客ができる

多額のコストをかけずに接客ができることも、スペースリーの特徴です。

実際に現場まで顧客を連れて行って接客をおこなう場合には、移動に多くの時間があり、交通費もかかるので非常に効率が悪いです。

スぺースリーの360度VRコンテンツを利用すれば、接客にかかる移動の時間をカットできるため、短時間で多くの顧客を接客することも可能です。

また、360度VRコンテンツならば、一度に複数の物件を見て回ることも可能ため、顧客にとっても最適な物件を探しやすくなるメリットがあります。

7日間無料で試せる

VRの活用について一度試したいという方のために7日間の無料トライアルが用意されています。

スマホと360°カメラだけですぐに利用できます。

高品質のVRが本当に営業に活かせるのかどうか、簡単にできるのかどうかなど事前に試すことができるので安心です。VR活用傑作集などの効果的な利用方法も無料でダウンロードできるので参考にすると良いでしょう。

実際に内見したようなVR動画ができると成約率アップにもつながりそうです。

スペースリーの使い方

スペースリーを使用して、360度VRコンテンツを作る方法は以下のとおりです。

  1. 接客のために必要な、VRコンテンツを作る場所を選ぶ
  2. VRコンテンツを作りたい場所を、パノラマ写真で撮影する
  3. クラウドに撮影したパノラマ写真をアップロードする
  4. ネット上で顧客を接客する時に、作成した360度VRコンテンツを見せながら説明する
  5. 建物や不動産の詳しい状況が360度の画像で見ることができるので、利用客が購入を検討する際の参考にできる

スペースリーの料金体系

スペースリーの料金体系は、利用するプランによってそれぞれ異なっています。なお、以下の料金は全て税抜きの価格です。

パーソナルプラン 4,980円/月
ビジネスプラン 24,000円/月
プレミアムプラン 42,000円/月

上記の料金は全て1アカウントあたりの料金ですが、ビジネスプランとプレミアムプランは、3アカウントまで契約できます。

選んだプランによって利用できるサービスの内容にも違いがあり、使いやすさと大きく関係しているのが、利用できるパノラマの上限です。パーソナルは200枚まで画像の保管が可能ですが、ビジネスとプレミアムはそれぞれ1,500枚まで画像を保管できます。

利用できる機能もプランによって違いがあり、プレミアムは全ての機能が利用できます。

ビジネスは瞬間接客VRや高品質VRデバイス、システム連携、IP制限の各機能が使用できませんが、それ以外の機能はプレミアムと同じように使用できます。

パーソナルはさらに使用できる機能に制限があり、他のプランと同様に利用できるのは、HP埋込とQR発行、コンテンツのダウンロード機能だけです。ただし、HP埋込とQR発行は閲覧数が無制限となっています。

コンテンツのカスタマイズ編集もできますが、他のプランと比較して、機能の一部が制限されているのが特徴です。

初期導入やサポート体制もプランによって違いがあり、プレミアムは専属の担当者がついて利用のサポートをしてくれます。

ビジネスは導入時のレクチャーの他、電話によるサポートも受けられます。

パーソナルはマニュアルの配布のみで、電子メールによりサポートをおこなっています。

まとめ

スペースリーの使い方や特徴についてまとめて紹介してきました。文字だけでなく、実際の写真や動画があれば情報の伝わり方は随分違ってきます。

360度VRコンテンツは誰でも簡単に制作できるので、顧客をオンラインで接客したい時に役立つサービスといえます。

利用するプランによって保管できる画像の数も異なっているので、扱っている物件数に合ったプランを選ぶとよいでしょう。

まずはVR活用傑作集が無料でダウンロードできるので、ぜひ確認してみてください。

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この記事の監修者
小林 紀雄
住宅ローンの窓口株式会社代表取締役・iYell株式会社取締役兼執行役員
2008年にハウスメーカーに入社し営業に従事。2010年からSBIモーゲージ株式会社(現アルヒ株式会社)に入社し、累計1,500件以上の融資実績を残し、複数の支店の支店長としてマネジメントを歴任。2016年にiYell株式会社を共同創業し、採用や住宅ローン事業開発を主導。2020年に取締役に就任し、住宅ローンテック事業の事業責任者としてクラウド型住宅ローン業務支援システム「いえーる ダンドリ」を推進し事業成長に寄与。