【2024年最新】不動産に強いおすすめ電子契約サービス10選
電子契約サービスの導入を検討しているものの、「どのサービスを選ぶべきか」お悩みの方もいるのではないでしょうか。電子契約サービスには複数の種類があり、サービスによって機能や強みが異なります。
ここでは、不動産会社に適したサービス選びのポイントとおすすめサービスを紹介します。電子契約サービスの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
不動産業界での電子契約ニーズの高まり
2022年5月の法改正によって、不動産取引の全面電子化が解禁されました。現状の不動産取引では紙ベースでの契約締結が主流であるものの、今後、電子契約を導入する企業は増えるでしょう。
なぜなら、消費者の中には紙ベースでの契約に負担を感じる方が一定数いるためです。紙ベースでの契約締結は、消費者側に以下のデメリットがあります。
- 書類管理に手間がかかる
- 書類の紛失リスクがある
- 不動産売買では印紙代が高くなりがち
オンライン完結のサービスが増える中、不動産取引においても電子契約のニーズが高まりつつあります。「電子契約の対応可否が集客に影響する」という未来は近いかもしれません。
不動産事業者が利用できる電子契約についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
あわせて読みたい:【2024年版】不動産契約の電子化がスタート!対象書類や導入するメリット、注意点を解説!
不動産会社が電子契約サービスを選ぶ際のポイント
不動産業界では、2022年に法律が改正されたばかりです。
電子契約サービスの導入を検討しているものの、初めての試みに不安な方もいるでしょう。ここでは、不動産会社が電子契約サービスを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。
高度なセキュリティ対策
不正アクセスによる情報漏洩や文書の改ざんなど、従来の契約では生じなかったトラブルのリスクが電子契約に潜んでいます。セキュリティ対策がしっかりとしたサービスを選定しましょう。
また、万が一のトラブルに備えて、法律に準拠した「仕組み」が整っていることも重要です。紙ベースの契約では、記名・押印によって「契約当事者が内容に同意した証拠」を記録に残します。電子契約でも同様の仕組みが必要です。
「誰が署名した」「作成後に改ざんされていない」旨を確認できる技術には「電子署名」や「タイムスタンプ」があります。
シンプルで使いやすい操作性
電子契約を導入するメリットは、業務効率化を期待できることです。機能が豊富でも、自社の社員や相手方にとって利用しにくいと逆効果になります。直感でわかりやすい仕様のサービスを選定しましょう。
電子契約サービスによっては無料プランやお試し期間を設けているところもあるので、それらを活用するのも手です。
サポート体制の充実
不動産会社によって社員の人数やITリテラシーの高さ、インターネット環境など前提条件が異なります。検討段階から導入後まで、丁寧にサポートしてくれるサービス事業者を選定すると安心です。
導入前からコンサルティングをしてくれるところ、導入後のサポート体制が充実しているところなど、対応は各社で異なります。サービス選定時は、どの段階で、どのようなサポートを受けられるかを確認してみてください。
不動産向け|おすすめの電子契約サービス10選
電子契約サービスには多数の種類がありますが、ここでは以下3つのタイプを紹介します。
【不動産業界に特化:不動産事業者向けの業務支援に強いサービス】
- いえらぶサイン
- 電子契約くん
- レリーズ
- PICKFORM
- スマート契約
【契約業務に特化:電子契約に特化しており、契約の締結業務に関する機能が充実しているサービス
- クラウドサイン
- 電子印鑑GMOサイン
- ContractS CLM
【バックオフィスに特化:人事労務や経理など、契約業務以外の業務支援にも強い事業者によるサービス】
- freeeサイン
- ジンジャーサイン
※各社サービスの機能は、一部を抜粋しています。詳細はサービス事業者へご確認ください。
※料金プランの価格は税込み表記です。(freeeサインのみ税抜き表記)
いえらぶサイン
画像出典元:不動産の電子契約システムなら「いえらぶサイン」
いえらぶサインは、不動産仲介・管理業務の支援ツール「いえらぶCLOUD」の電子契約機能です。
いえらぶCLOUDに入力したデータは電子契約機能に引き継がれるため、何度も入力する手間を省けます。直感でわかりやすいデザイン設計も魅力です。
電子契約サービスの中でも高い技術を誇る「クラウドサイン」や「GMOサイン」と連携することで、セキュリティ対策をしています。
機能一例 |
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【料金プラン】
要問合せ
クラウドサイン
画像出典元:クラウドサイン | 国内シェアNo.1の電子契約サービス
クラウドサインは、国内シェアトップレベルの電子契約サービスです。弁護士監修の下で運営されており、適法性や証拠力などの観点から高い信頼性を誇ります。金融業界や官公庁などでも導入されています。
クラウドサインの注目ポイントは「手厚いサポート体制」です。検討段階のコンサルティング、導入後のチャットサポートから取引先への案内サポートまで充実しています。豊富な導入実績を生かした提案やアドバイスが強みです。
また、外部提携サービスも充実しており、本記事で紹介している「いえらぶCLOUD」や「レリーズ」とも連携できます。
機能一例 |
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【料金プラン】
月額 | 1件ごとの費用 | |
Light | 11,000円 | 220円 |
Corporate | 30,800円 | |
Enterprise | 要問合せ |
※無料プランあり
電子印鑑GMOサイン
画像出典元:電子契約なら電子印鑑GMOサイン
電子印鑑GMOサインは、クラウドサインと並んで国内シェアトップクラスの電子契約サービスです。セキュリティ関連の認証を多数取得しているため、セキュリティの高さを重視したい不動産会社におすすめです。
また、電子印鑑GMOサインは、利用シーンによって幅広い認証方法を選択することができます。
社内の契約業務を全体的に見直したい方にも向いているでしょう。
安価な料金設定の「契約印&実印プラン」や不動産取引に特化した「不動産DXプラン」など、用途に応じて選択できます。
機能一例 |
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【料金プラン】
初期費用 | 月額 | 1件ごとの費用 | |
契約印&実印プラン | 0円 | 9,680円 | 110円(契約印タイプ) 330円(実印タイプ) |
不動産DXスタータープラン | 110,000円 | 31,680円 | |
不動産DXプロプラン | 165,000円 | 75,680円 |
※無料プランあり
電子契約くん
画像出典元:電子契約くん – 不動産、駐車場の電子申込を完全Web化!
「電子契約くん」は、「ITANDI BBプラス」の一環として提供されている不動産賃貸取引向けサービスです。同サービスの「申込受付くん」と連携すれば、申し込みから契約までオンラインで完結することが可能です。
機能一例 |
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【料金プラン】
要問合せ
レリーズ
画像出典元:【公式】Release(レリーズ) – クラウドサイン連携
レリーズは、不動産売買取引に特化した電子契約サービスです。案件管理・書類の登録機能が基本となり、電子署名・データの保管は「クラウドサイン」または「SMBCクラウドサイン」とのAPI連携で行います。
宅建業法施行規則や国土交通省のマニュアルに沿った設計のため、業務フローを自社で一から構築し直す手間を省けます。現在は売買契約のみの対応となりますが、将来的に賃貸契約の対応も予定しているようです。
機能一例 |
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【料金プラン】
月額22,000円~(別途1件ごとの費用440円)
※オプションやオーダーメイド支援(要問合わせ)あり
※デモ環境でのお試し可
PICKFORM
画像出典元:PICKFORM – 不動産取引を適法に
「PICKFORM」は、賃貸仲介、売買仲介、買取など幅広い不動産事業を営む「PICK社」が不動産業者向けに開発したサービスです。賃貸、売買、請負の契約締結に対応しています。
PICKFORMのポイントは、以下2点です。
- 国土交通省の指定するガイドラインに沿った安心設計
- 誰からでも署名できる「同時署名形式(特許出願中)」
同サービスは、国土交通大臣からの認定(第1号)を受けています。
また、不動産業界に特化した電子契約サービスは、API連携を用いて外部で契約を完結させるタイプが多数派です。PICKFORMでは外部サービスを利用しないため、低価格での提供を実現しています。
機能一例 |
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【料金プラン】
月額33,000円(署名ありの場合、別途1件ごとの費用200円)
※無料プランあり
スマート契約
画像出典元:スマート契約│不動産売買・賃貸などの電子契約サービス
スマート契約は不動産情報サイト「アットホーム」でお馴染みのアットホーム社が提供する電子契約サービスです。対応範囲は、不動産売買・賃貸の契約です。アドビ社との業務提携や国内データセンターへの保存などによって、セキュリティ性を高めています。
機能一例 |
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【料金】
要問合わせ
freeeサイン
画像出典元:freeeの電子契約 – freeeサイン(旧NINJA SIGN)
サインは、契約書の作成から締結、管理までワンストップで行える電子契約サービスです。最新技術を駆使した強固なセキュリティ対策や充実したサポート体制が魅力です。
freeeサインでは、自社だけでなく契約の相手方へのサポート体制も充実しているのも特徴です。メール・チャット・電話など問い合わせ方法の選択肢が複数あり、電子契約の導入に不安な方でも安心です。
また、契約書だけでなく、企業が作成する多様な文書の電子化にも対応しています。freee社では「freee会計」や「freee人事労務」といった多数のサービスを展開しているため、他の業務と併せて検討するのも手です。
機能一例 |
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【料金プラン】
月額 | |
Lightプラン | 4,980円(年払いの場合) 5,980円(月払いの場合) |
Light Plusプラン | 19,800円(年払いの場合) 23,800円(月払いの場合) |
Proプラン | 50,000円~(年払いの場合) |
Pro Plusプラン | 120,000円~(年払いの場合) |
※上記は税抜き価格です
※無料プランあり
ジンジャーサイン
画像出典元:電子契約システム・クラウドツールのジンジャーサイン!|jinjer
ジンジャーサインは直感でわかりやすい操作設計のため、オンライン作業に不慣れな方にもおすすめです。誰でも使いやすいように、入力項目ごとに説明や注釈が付いており、入力ミスを防ぐ仕組みになっています。
運営元のジンジャー社は、人事労務関連のクラウドサービスを提供している会社です。契約業務だけでなく、勤怠管理や経費精算などバックオフィス関連業務を全体的に見直したい方にも向いています。
機能一例 |
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【料金プラン】
要問合せ
※無料トライアルあり
ContractS CLM
画像出典元:ContractS CLM(コントラクツ CLM)| ContractS株式会社
ContractS CLMは、契約締結から更新・管理まで一貫して行える電子契約サービスです。充実した機能が業務効率化をサポートしてくれます。ワークフローを柔軟に設定できるため、自社に最適なフローの構築が可能です。
機能一例 |
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【料金プラン】
要問合せ(ニーズや用途に合わせて変動)
まとめ
電子契約サービスといっても色々なタイプがあり、不動産業界に特化しているもの、契約業務に特化しているもの、バックオフィスに特化しているもの、それぞれの目線で悩みを解決してくれます。
セキュリティ対策や仕様、サポート体制は各社で異なるため、自社の希望とマッチしているかどうかを確認してみてください。