サブスク住居のデメリットとは|賃貸との違い・サービス比較

投稿日 : 2020年06月09日/更新日 : 2023年04月10日

海外においてはレストランをはじめとして、定額で使い放題のサブスクリプションのビジネスモデルが一般に浸透しています。日本においても動画や音楽配信サービスを中心に成長を続けているビジネスモデルです。

今回は、賃貸におけるサブスクリプションのメリットとデメリットの解説、有名サブスクサービスの5つをご紹介します。

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「サブスク」とは

「サブスク」とは「サブスクリプション」の略称で、会員制の定額サービスを指します。

古くから雑誌の定期購読などのサービスがありましたが、現在は業種を問わずサブスクのサービスが充実しています。

動画や音楽を視聴できるオンラインサービスが有名ですが、現在では飲食店や自動車レンタルなど、店舗におけるサービスも発展しています。

そしてここ数年では、賃貸住宅業界でもサブスクのサービスが多数誕生しています。

 

サブスクと所有の違い

サブスクは、モノやサービスを一定期間使える権利にお金を支払うシステムです。お金を払っていたとしても、利用者の所有物になるわけではありません。

所有をしていると自分のスペースで管理する必要がありますが、サブスクなら管理する必要がありません。管理コストがかからないため、面倒な保全作業から解放される点もメリットです。

「所有する」から「利用する」へ日本人の価値観が変わってきたことが、サブスクが発展した理由の1つです。

 

サブスクとレンタルの違い

レンタルは、一定期間貸し出される「商品」にお金を払うスタイルです。一方のサブスクは「権利」にお金を支払います。

都度借りる必要があるレンタルと比べて、サブスクは面倒な手続きの回数が減る点がメリットです。しかし、サブスクは利用していなくても利用料金がかかるため、自身の利用状況でどちらが適しているのかを考える必要があります。

 

サブスクの利用者側のメリット・デメリット

所有したりレンタルするのとは違い、一定期間利用し続ける権利を持つことがサブスクの特徴です。所有やレンタルと比較して、メリットもデメリットもあります。

ここでは、サブスクによるの利用者側メリットとデメリットを紹介します。

 

利用者側のメリット

サブスクを利用する側のメリットは、利用する際に初期費用がかからない点です。通常は購入してから利用するので、最初に大きなコストがかかりますが、サブスクなら利用料金のみで使い放題になります。

オフィスにしても通常の賃貸、購入だと1箇所に絞らないといけない、敷金、礼金、更新料などのコストがかかりますが、サブスクタイプのコワーキングオフィスだと複数箇所選べたりします。また初期費用も所有するよりかかりません。

 

利用者側のデメリット

サブスクを利用するデメリットとして最たるものは、金銭的な負担が増すことです。利用していなくても一定の金額を支払い続けることになるため、レンタルと比較して得かどうかは最初に考えておくべきでしょう。

また、多くの商品を利用しない場合はかえって損になることもあります。音楽で言えば1曲を連続して聴き続けたいという場合が該当します。その場合は、購入してしまった方がトータルコストが安くなります。

 

サブスク企業側のメリット・デメリット

サブスクによるの企業側のメリットとデメリットを紹介します。

企業側のメリット

サブスクを提供する企業としては、継続して契約してくれるユーザーを確保できるのが最大のメリットになります。購入やレンタルではその都度の収益(ストック収益)であるのに対し、サブスクでは契約した期間は収益があがる(フロー収益)ため、ユーザーの利用状況に関わらず収益があがります。

また、自動車などのサブスクでは、契約しているユーザー数があらかじめ把握できることで、過剰在庫を持つ事なくサービスを提供できるメリットもあります。

 

企業側のデメリット

企業のデメリットとしては、サービスが受け入れられるか分からないという点が挙げられます。サブスクを開始した当初は利用者も少なく、利益に貢献できない上にデータを取ることもできません。

顧客のニーズを満たすことができない場合は、サービスとして成り立たなくなります。

 

住宅業界におけるサブスクのメリット・デメリット

住宅業界においても、サブスクの流れが加速しています。一戸建てを建てて生涯にわたって同じ場所に住み続けるスタイルだけでなく、賃貸や移住・リモートワークといった新しい生き方が浸透しつつあるためです。

住宅業界におけるサブスクの魅力を見ていきましょう。

 

定額料金で好きな場所に移住ができる

通常の賃貸の場合、新しい場所に住むためには退去して新規契約というプロセスが必要です。その度に敷金や仲介手数料の支払いが発生し、手続きも煩雑です。

また、住む土地によって家賃が大きく変わります。

一方、サブスクであれば利用料金を支払うことでその企業が管理する全国の物件に自由に引っ越す事ができます。また、料金の中に電気・ガス代やインターネット、敷金などの費用がパッケージされており手続きもスマホで完結するため、いつでもどこでも気軽に住まいを変えることが可能です。

 

ライフプランに合わせた移住が可能

 

自宅と会社を行き来する従来の働き方が根強い一方で、リモートワークや田舎への移住といった新しいライフスタイルも広く定着しつつあります。

サブスクで気軽に移住ができることは、ライフスタイルに合った移住を促進させてくれます。「平日は都内でサラリーマンをし、週末は郊外でゆっくり過ごす」といったライフスタイルもじわじわと広がりを見せています。

都合に合わせた日数や時期に予約が取れるとは限らない

自分の住みたい場所や時期に予約が取れるとは限りません。人気の施設であれば予約を取るのが難しい場合もあります。

予約に関しても何日前や連続宿泊のルールなどがあるので、都合よく好きな場所に滞在できない可能性もあります。

 

相部屋、ドミトリータイプが多い

住居のサブスクでは相部屋やドミトリータイプが多いので、人とのコミュニケーションが苦手な方にとってはデメリットになります。

1人で過ごす空間が必要な方は個室タイプの施設を探すことをおすすめします。

 

おすすめの賃貸サブスク5選

働き方改革を含むライフスタイルの多様化を受けて、賃貸におけるサブスクも毎年のように新しいサービスが登場しています。

ここでは、以下の賃貸サブスクのサービスの特徴を紹介します。

  • ADDress(アドレス)
  • OYO LIFE(オヨライフ)
  • Xross house(クロスハウス)
  • HafH(ハフ)
  • Hostel house(ホステルハウス)

 

サブスク住居1. ADDress(アドレス)

全国にある空き家や別荘を有効活用する形で、空き家問題の解決と同時に多拠点居住というライフスタイルを提案しているのがADDressです。

40,000円という低額から利用可能なことに加え、契約から1週間は無料で利用することができます。カギ付きの個室を提供していることから、プライベートも確保されています。

 

サブスク住居2. OYO LIFE(オヨライフ)

1,400以上の部屋を提供しており、「住宅のAmazon」を目指しているのがOYO LIFEです。

スマホ1つで契約から退去まで一貫して手続きができるほか、水道光熱費や敷金まで料金にパックされているため気軽に部屋を変えることができます。

都内を中心に部屋を揃えており、月100,000円から利用可能です。

 

サブスク住居3. Xross house(クロスハウス)

東京と大阪でサブスクを提供しているのがXross houseです。

相部屋の代わりに格安の「ドミトリー」、半個室の「セミプライベート」、プライベートが確保された「個室」、家具まで利用できる「家具付きアパートメント」という4つのクラスを利用できます。

最も安価なドミトリーであれば、立地に関わらず月29,800円で利用可能です。

 

サブスク住居4. HafH(ハフ)

日本のみならず、世界中に生活拠点を提供しているのがHafHです。

国内外で住居を住み替え可能な上、ワーキングスペースの提供も行っています。住宅の提供に留まらず、コミュニティの形成に注力している会社です。

全部屋にWi-Fiが完備されているため、世界中を旅したいという人の宿泊拠点としても利用できます。

あわせて読みたい:広がるサブスク型賃貸住宅 | 「住む」という行為をもっと自由に

 

サブスク住居5. Hostel life(ホステルライフ)

ホステルとは「低価格の宿泊施設」の事です。二段ベッドを利用した相部屋がメインであり、シャワーやトイレは共用です。都内であっても宿泊料金が安いため、費用を抑えたい旅行者にはメリットがあります。

このホステルに月15,000円で宿泊し放題になるのがHostel lifeのサービスです。「残業で遅くなった時だけホステルを利用する」「長期旅行での拠点として利用する」等、柔軟な利用ができるのが魅力です。

 

まとめ

今回は、賃貸業界におけるサブスクのメリット・デメリットと有名サービス5つの特徴を紹介しました。

サブスクは気軽に住む場所を変えたいという借主様のニーズを実現してこれからも成長が見込めるビジネスモデルです。先行しているサービスの内容を把握し、ビジネスチャンスを見つける参考にしましょう。

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この記事の監修者
小林 紀雄
住宅ローンの窓口株式会社代表取締役・iYell株式会社取締役兼執行役員
2008年にハウスメーカーに入社し営業に従事。2010年からSBIモーゲージ株式会社(現アルヒ株式会社)に入社し、累計1,500件以上の融資実績を残し、複数の支店の支店長としてマネジメントを歴任。2016年にiYell株式会社を共同創業し、採用や住宅ローン事業開発を主導。2020年に取締役に就任し、住宅ローンテック事業の事業責任者としてクラウド型住宅ローン業務支援システム「いえーる ダンドリ」を推進し事業成長に寄与。
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