【2024年最新版】不動産買取業者のランキング3選|業者選びの基準になる考え方も紹介

投稿日 : 2022年07月28日/更新日 : 2024年01月30日

買取業者ランキング

住まなくなった住宅を売却する際、スピーディに手続きを進めるために不動産買取業者を利用する方も多いでしょう。しかし、買取業者は数も多く、どこに依頼するか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

買取業者には特定の地域に強い業者や一戸建てに強い業者、マンションに強い業者など違いがみられます。

今回は不動産オーナーが不動産買取業者を選ぶポイントと、実績が多い大手の不動産買取業者を紹介します。

不動産オーナーがどのような基準で売却や買取業者を決めるのかを知っておくと自分たちのサービス改善にも役立ちます。

住宅ローン業務を軽減したい
不動産事業者様はこちら
\ 住宅ローン業務を軽減したい不動産事業者様はこちら/
資料請求・お問合せはこちら

不動産買取とは

住宅査定

不動産買取とは、お客様が手放したい不動産の買主を不動産業者が探すのではなく、不動産業者が自ら買主になって現金で買い取って転売を行うことをいいます。

買主を探す必要が無いため、チラシ配りやWEBサイトへの掲載、仲介で買主募集を実施する販売活動が発生しません。不動産オーナーにとっては知り合いや近隣の方に知られずに売却できるというメリットがあります。

即時買取と買取保証の違い

いわゆる「買取」と表現されるのは「即時買取」のことで、文字通り「すぐに買い取る」という意味です。不動産買取業者と金額の交渉がうまく進めば、すぐに買い取ってもらえます。

早ければ3日程度で買取が決まることもあります。

一方の「買取保証」は買取と仲介両方のの特徴をあわせた方法です。最初に仲介にチャレンジして、ある程度の期間を過ぎても売却できない場合は最終的に仲介業者が買い取ります。仲介の期間中に売却できれば、市場価格で売却することもでき、買取になってしまった場合は即時買取と同水準の価格で買い取られます。

住み替えなどで一定の期限までには売却を完了させたいが、できれば高値で売却したいオーナー様におすすめの方法です。

不動産買取と仲介の違い

不動産仲介は不動産の売却では一般的な形態で、不動産仲介会社に売却依頼(媒介契約の締結)を行う形式です。

主に一般の消費者が購入することとなるため、販売活動をおこない購入希望者を探す必要があります。よって買取よりも時間がかかり、査定依頼から売却後の引渡しまで3ヶ月から半年程度の時間がかかります。

一方の「買取」は下取り価格で売却する方法であり、最終消費者に直接売却する「仲介」に比べると売却価格は安くなります。仲介による売却価格を100%とした場合、買取による売却価格は80%程度です。

その分、買取はスピーディに売却が完了する点がオーナーにとってのメリットです。最初に買取業者が価格の査定を行いますが、売主が提示価格に納得すれば売却手続きできます。

以下の記事では仲介実績が多い不動産会社を紹介しています。買取以外に仲介が気になる方は参考にしてみてください。

あわせて読みたい:【2024年最新版】大手不動産会社ランキング|仲介実績が多い会社を比較!

不動産買取業者の選び方・基準になる考え方

比較

不動産オーナーが買取業者を選ぶ際は、その会社の得意分野や地域ごとの実績を調べて選ぶことが多いでしょう。

ここでは買取業者を選ぶ方法について紹介します。

  • 得意とする物件から選ぶ
  • 実績ある地域の買取業者を選ぶ
  • 目的に合ったサービスで選ぶ
  • 付帯サービスで選ぶ

不動産事業者の方は自社でどういう対応をすべきかの参考にしてください。

得意とする物件から選ぶ

買取業者を選ぶ際は、その会社が得意とする物件を調べます。不動産事業者の方は公式WEBサイトにはこれまでの買取実績などを紹介しておきましょう。

取扱件数や、ユーザーからの評価も重要です。「マンションに強い買取業者」「戸建てに強い買取業者」など特徴を全面に出しておくのもおすすめです。

一般的にマンションに比べて、戸建ての買取をしている業者はグッと少なくなります。戸建ては転売時の価格を予測することが難しく、ビジネスとしてリスクが高いとおもわれがちですが、逆に特化すると選ばれる確率は高くなります。

実績ある地域の買取業者を選ぶ

売却したい不動産が建つ地域で実績のある業者を選ばれることは多くあります。

マンションと比較すると、戸建ては一部の大手を除けば地域密着型の中堅業者が買い取るケースが多いです。戸建ての場合は、その地域に強いことをアピールするといいでしょう。

目的に合ったサービスで選ぶ

ひとくちに買取業者といっても、展開するサービスが以下のように異なります。

  • 即時買取
  • 買取保証
  • リースバック

リースバックは不動産を一旦は売却し、売却した不動産を借りて住み続ける方法です。買取業者が不動産の購入者になり、その後に売却した本人に賃貸を行います。

付帯サービスで選ぶ

買取業者は買取と別のサービスが付随していることがあります。この付帯サービスの充実度は業者選びの大きなポイントです。

たとえば「インテリックス」では、決済が終わった後2週間まで引き渡しを延長できます。買い替えを検討している方にとって便利なサービスです。

オーナーのニーズに合った買取サービスを提供している業者であれば選ばれる確率や満足度は高まります。

【2024年最新版】不動産買取業者の買取再販ランキング予想

ランキング

不動産買取業者はかなりの数が存在します。

ここでは2021年の買取再販ランキングをベースに、2024年の再販ランキングでトップ3になりそうな大手買取業者を3社紹介します。

■【2024年最新版】不動産買取業者の買取再販ランキング予想

  1. カチタス
  2. リプライス
  3. インテリックス

1つずつ解説していきます。

出典:買取再販ランキング2021発表、年間販売戸数1位はカチタス

1位:カチタス

カチタスは、ファミリー層の戸建てをメインにしている買取再販業者です。2021年に年間販売戸数を4,525戸を達成し、8年連続で買取実績NO.1に輝きました。

全国に100以上の店舗があり、安価な物件でもスピーディに買い取ってくれるのが特徴です。一般的には買取が厳しいとされる不動産でも、カチタスなら応じてくれる場合もあります。

2021年の販売戸数は2位以下の企業から300億円代の差がついており、まさに独壇場です。2024年も同様にトップに位置することが予想されます。

近年ではニトリとの提携も進めており、共同仕入れ体制で更なる効率化も進むでしょう。

【リンク】カチタス

2位:リプライス

リプライスは名古屋市に本社をおく不動産会社で、メインの戸建て買取のほかにマンションも取り扱っています。カチタスと経営統合を果たしており、現在はカチタスのグループ会社という位置づけです。

一戸建ての買取に強く、一戸建てを再生住宅として再販売しています。再生住宅で一戸建てを売っているため売主がリフォームをする必要がなく、負担なしで売却できるのが強みです。

2021年の実績は前回から134戸増の1630戸で、カチタスと合わせると6155戸の実績があります。

【リンク】リプライス

3位:インテリックス

インテリックスは東京に本社のある不動産買取業者で、全国6都市に支店を展開しています。リノベーションやアフターサービスなどを業界に先んじて提供した業者として有名です。

従来はマンションの取扱いが99%といわれる業者でしたが、最近から戸建て買取サービスを開始しています。リノベーションに強い不動産会社でもあり、古い建物でも買い取ってくれる可能性があります。

2021年の販売戸数は1535戸と前回より183戸増加しており、6位から3位に大幅なランクアップを果たしました。

【リンク】インテリックス

まとめ

今回は不動産買取業者が選ばれるポイントと、買取実績が多い大手の不動産買取業者を紹介しました。

不動産買取業者によって得意・不得意があり、会社によっても得られるサービスが変わります。まずは買取戸数ランキングで上位企業のサービスを見て、自分たちの買取事業にも反映してみてください。

【関連記事】

【リンク】いえーる住宅研究所|不動産業者のAI活用方法|おすすめAIサービス5選

【リンク】いえーる住宅研究所|業務効率化

【リンク】【2024年】不動産仲介会社の人気ランキング|選び方・利用方法まで解説

【リンク】【2024年最新版】大手不動産会社ランキング|仲介実績が多い会社を比較!

この記事の監修者
小林 紀雄
住宅ローンの窓口株式会社代表取締役・iYell株式会社取締役兼執行役員
2008年にハウスメーカーに入社し営業に従事。2010年からSBIモーゲージ株式会社(現アルヒ株式会社)に入社し、累計1,500件以上の融資実績を残し、複数の支店の支店長としてマネジメントを歴任。2016年にiYell株式会社を共同創業し、採用や住宅ローン事業開発を主導。2020年に取締役に就任し、住宅ローンテック事業の事業責任者としてクラウド型住宅ローン業務支援システム「いえーる ダンドリ」を推進し事業成長に寄与。