【不動産営業に向いてる人の特徴】向き・不向きの判断に役立つ情報まとめ
不動産営業に興味がありつつも「自分に向いているのかわからない…」とお悩みではないでしょうか。
不動産営業と言っても複数の種類があるため、向き・不向きは勤め先によって大きく異なります。まずは不動産業界にはどのような仕事があるのかを確認しましょう。
ただし、「不動産」を扱う営業として業界全体の傾向を確認することも大切です。
ここでは向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。ぜひ参考にしてください!
不動産業界の仕事内容
不動産業界と言っても仕事内容は多岐にわたりますが、大きく分けると以下4つです。
【不動産業界の主な仕事内容】 |
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そして、それぞれの仕事内容によってお客様が以下のように異なります。
【不動産業界のお客様】 |
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また、同じ業種でも勤め先によって反響営業、電話営業など営業スタイルが異なり、土地やマンション・戸建てなど対象の不動産も異なります。
不動産営業に興味がある方は、求人を確認する際に以下のポイントを確認してみてください。
【不動産営業を選ぶ際のポイント】 |
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不動産営業に向いている人の特徴
ここでは、不動産を扱う営業に向いている人の特徴を5つ紹介します。
ただし、前章で解説した細かい業種や営業スタイルなどによって向いている人の特徴が異なりますので、あくまでも目安の一つとしてご覧ください。
勉強熱心な人
不動産営業は、不動産取引におけるスペシャリストです。不動産はもちろん、金融、税金、法律、建築など非常に広範囲の知識を求められます。
「住宅」は生活に大きく関わる物のため、お客様からすると知識が豊富な営業担当だと安心できますよね。
また、お客様が法人や投資家の場合、直近の不動産市況や将来の開発予定といった最新情報が気になる方もいらっしゃるでしょう。専門知識の習得や最新情報の収集をするなど、勉強熱心な人は不動産営業向きです。
コミュニケーション能力に自信がある人
「営業」という職種である以上、コミュニケーション能力がとても大切です。特に不動産営業の場合、社内や外部の専門家、お客様など複数の方との連携が必要になります。
コミュニケーション能力にプラスして対人均衡力が高い人は、強みを生かせるでしょう。
たとえば、不動産売買取引は売主様と買主様が納得した条件で契約が成立する「相対(あいたい)取引」です。当事者が妥協できる条件で話をまとめる力があると、早期契約につながります。
経験・年齢に関係なく稼ぎたい人
昔ながらの日本企業では年功序列が多いため、勤続年数が長く、年齢が高い人の方が高年収の傾向にあります。
しかし、不動産営業の多くはインセンティブ制が導入されているため、契約が成立した分だけ稼げる仕組みです。未経験や20代~30代の若い人でも大きく稼げるチャンスがあります。
聞き上手な人
不動産を売却する方、購入する方、賃貸物件をお探しの方の中には、不動産取引に不慣れな方が多くいらっしゃいます。
「どうしたらいいのかわからない」と感じている方も少なくありません。
お客様の話に耳を傾け、適切な質問をすることが得意な人は、不動産営業に向いています。聞き上手な人は、お客様の本音を引き出す力があるため、お客様に適した提案で顧客満足度も高くなるでしょう。
自己管理が得意な人
不動産営業は、自由度が高い仕事です。
しかし、裏を返すと仕事の進め方や営業成績は個人の自己管理能力次第とも言えます。自己管理が上手な人は、オンオフの切り替えをしっかりと行い、無理なく仕事を続けられるでしょう。
不動産営業に向いていない人の特徴
どんな仕事でも本人の努力とやる気次第で成功する可能性があります。
ただし、努力ではカバーできないことがあるのも事実です。
ここでは、不動産営業に向いていない人の特徴を3つ紹介します。
完全土日休みは譲れない人
不動産業界は平日休みの企業が多いため、土日休みを希望する人は向いていないかもしれません。また、土日休みだとしても、お客様の都合で土日出勤になることもあるでしょう。
特に、ファミリー向けの物件を扱う不動産営業は、週末に展示会や内覧の予約が入ることも少なくありません。
地道な努力が苦手な人
不動産は、お客様の人生を左右するほどの大きな資産です。不動産営業には、お客様の不安や疑問を解決するための細かな対応が求められます。
また、お客様は今すぐに不動産を売却・購入したい方ばかりではありません。そのため、お問い合わせが必ずしも契約に結びつくとは限らないでしょう。
しかし、お問い合わせいただいた方の中に、将来のあなたのお客様がいらっしゃる可能性があります。
契約につなげるためには、継続的にフォローすることが大切です。地道な努力が苦手な人は、不動産営業に向いていないかもしれません。
プレッシャーに弱い人
不動産営業は、さまざまな場面で精神的なタフさを求められます。プレッシャーに弱い人には難しいでしょう。たとえば、プレッシャーを感じやすい場面として以下の点が挙げられます。
- 不動産売買取引では数千万~数億円規模の大きなお金が動く
- 賃貸管理では入居者からクレームを受けることがある(早急な対応が必要な場合もある)
- 不動産取引の成立後にお客様からクレームを受けることがある
- 営業成績が悪いと社内での居心地が悪くなる
- 電話営業では積極的な営業が求められる
このような状況でプレッシャーに耐えられないと、不動産営業が辛くなってしまう可能性があります。ただし、不動産営業の種類や企業の営業スタイルによって大変さが異なるため、求人内容をしっかりと確認しておきましょう。
不動産営業に向いている人に関する情報まとめ
不動産営業が向いているか判断する際に役立つ情報をまとめました。情報収集の参考にしていただければと思います。
不動産業界に必要な資格
不動産営業になるために特別な資格は必要ありません。ただし、普通自動車免許を応募条件としている企業が多いため、持っておくと応募先の選択肢が広がるでしょう。
また、宅地建物取引士の資格を取得していると、お客様との接客時に有利です。宅地建物取引士とは、不動産取引に関する専門知識を証明できる資格になります。
重要事項説明や契約書への押印など、宅地建物取引士にしかできない仕事もあるため、入社後に取得を検討することも選択肢の一つです。
宅建士だけでなく、マンション管理士や管理業務主任者も不動産業界で役に立つ資格といえます。
宅地建物取引士などの資格に関しては以下の記事も参考にしてください。
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・宅地建物取引士だけができる3つの業務とは
・マンション管理士とは?仕事内容や試験概要、合格率などを解説!
・管理業務主任者とは?仕事内容や試験概要、合格率などを解説!
不動産営業実務マニュアル
いえーる住宅研究所では、不動産業界にお勤めの方向けに「不動産営業実務マニュアル」として実用的なコンテンツをお届けしています。
住宅ローンや税金などの基本情報から、不動産業界の最新ニュースまでお客様案内に役立つ情報を幅広く取り扱っているので、こちらもぜひ参考にしてください。
不動産営業支援ツール
便利なツールを上手に活用することで、不動産営業を効率良くこなせます。顧客管理、スケジュール管理、書類作成など目的に合ったツールを選びましょう。
以下の記事では多数の不動産営業支援ツールを紹介しています。
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不動産営業は責任が大きく、やりがいのある仕事
不動産営業は、人の人生を左右するほどの大きな資産を扱う仕事です。責任が大きく、やりがいのある仕事ですので、興味がある方はぜひ挑戦してみてください!
ただし、今回紹介した通り、不動産営業には向き・不向きがあります。転職で後悔しないためにも事前にしっかりと情報収集しておきましょう。