不動産データクラウドの機能と使い方

投稿日 : 2022年09月27日/更新日 : 2023年06月05日

不動産データクラウドの機能と使い方

不動産事業者がお客様から信頼されるためには、保有する情報の量と質が重要です。

不動産の価値は、お客様にとって相場がわかりにくいため、根拠のあるデータをもとにした提案ができるかどうかが、成約の鍵となります。

また、リスクが高くスピードを求められる買取再販においても、正しい不動産価値を判断することが大切です。

マンションリサーチ株式会社の運営する「不動産データクラウド」では、業界最大級の取引データの提供を行っており、取引事例の情報収集に関する悩みを抱えた不動産事業者にとって、利便性の良いサービスです。

今回は、豊富な過去の取引事例を提供している不動産データクラウドについて解説します。

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不動産データクラウドとは

不動産データクラウドは、2020年9月に運営を開始した不動産の過去取引事例の提供をスタートさせました。

IT企業のマンションリサーチ株式会社が運営しており、同社が創業以来蓄積してきたデータをもとに、業界最大級の9,000万件の取引事例を提供しています。

2020年9月にサービスを開始して以来、1年間で700社の不動産事業者が導入しているなど、多くの不動産事業者から注目されています。

不動産データクラウドの特徴

不動産データクラウドの特徴は以下3つです。

業界最大級の取引事例で他社と差別化を図れる

不動産データクラウドが提供している取引事例は、業界最大級である9,000万件以上となっているため、情報量で他の不動産事業者と差別化を図ることが可能です。

不動産データクラウドの運営元であるマンションリサーチ株式会社は、2011年の創業当時から、独自のシステムでインターネット上にあるほぼすべての取引事例を収集・格納しています。

レインズで網羅しきれていない、売り止めによる売出事例も掲載されているため、他社が保有していない情報をもとにした査定結果をお客様へ提案可能です。

不動産取引の遍歴から正しい査定が可能

不動産データクラウドでは、ピンポイントでの価格相場だけでなく、価格の推移・販売期間も確認できます。

不動産の価値を正しく判断するためには、値下げ幅や値下げされたタイミング、売却期間などの遍歴を確認することが大切です。

不動産データクラウドでは、ひとつひとつの取引事例を、売り出し開始から販売終了まで定点観測しているため、いつ・どれくらい値下げされたか、何か月で売却されたかまで確認できます。

それらのデータは、お客様への提案時や仕入れの判断をする際など、正しい不動産価値の査定をするための手助けとなるでしょう。

便利なクラウド型でオプション機能が豊富

不動産データクラウドは、インターネット上の専用サーバデータを格納しているため、アカウントとインターネット環境があれば、外出先や個人のスマートフォンでも利用することが可能です。

お客様への提案時や外出先で調べ物をしたい時にその場で検索できるため、忙しい営業担当も時間を有効的に活用できます。

また、不動産データクラウドはオプション機能も豊富です。売却価格を査定する「仲介査定PRO」や仕入れ価格を算出する「買取査定PRO」など、事業に合ったオプション機能を追加して、業務をさらに効率化させることも可能です。

不動産データクラウドの機能

不動産データクラウドは、利用するサービスによって機能が分かれています。

以下は、不動産データクラウドで利用できる機能の一例です。

  • 事前検索PRO:過去のマンション、土地・一戸建ての流通事例を確認できます
  • 仲介査定PRO:AI査定ロボによる査定や査定書の作成が可能です
  • 相場公開PRO:自社ホームページにマンションの相場を組み込めるサービスです

不動産データクラウドは、無料の基本プランにオプションとして機能を追加していく仕組みなので、各不動産事業者の事業内容に合わせて、必要なもののみを導入できます。

不動産データクラウドの料金体系

不動産データクラウドの初期費用 0円
不動産データクラウドの月額費用 0円
不動産データクラウドの成果報酬 非公開

不動産データクラウドのサービス費用は、過去の取引事例の閲覧のみであれば利用に際して初期費用や月額の固定費用は一切発生しません。オプション機能を追加する場合、機能に応じた月額料金が発生します。

部のオプション機能は従量課金制となっており、こちらの価格は非公開のため不動産データクラウド資料請求・加盟問い合わせフォームよりお問い合わせください。

【リンク】不動産データクラウド|資料請求・加盟に関するお問い合わせ

不動産データクラウドの使い方

不動産データクラウドは、基本プランであれば無料で利用できます。まずは試しに無料プランを利用し、様子を見てオプション機能の導入を検討する方法が、上手な活用方法と言えるでしょう。

ただし、無料のプランで利用できるアカウントと登録できる地域は1つまでです。複数のアカウントやエリアを利用したい場合は、オプション追加で料金がかかります。

運営元にお問い合わせをする際に、オプション追加料金をよく確認しておきましょう。

まとめ

今回は、マンションリサーチ株式会社が運営する不動産データクラウドのサービスを紹介しました。

不動産取引を成約させるためには、情報の量と質が鍵となります。根拠のある過去の取引事例をもとにお客様へ提案できれば、信頼獲得につながるでしょう。

初期費用・月額費用が無料の不動産データクラウドで、他社が保有していないデータを上手に活用し、より正確な不動産査定を目指してはいかがでしょうか。

この記事の監修者
小林 紀雄
住宅ローンの窓口株式会社代表取締役・iYell株式会社取締役兼執行役員
2008年にハウスメーカーに入社し営業に従事。2010年からSBIモーゲージ株式会社(現アルヒ株式会社)に入社し、累計1,500件以上の融資実績を残し、複数の支店の支店長としてマネジメントを歴任。2016年にiYell株式会社を共同創業し、採用や住宅ローン事業開発を主導。2020年に取締役に就任し、住宅ローンテック事業の事業責任者としてクラウド型住宅ローン業務支援システム「いえーる ダンドリ」を推進し事業成長に寄与。