不動産業でAIをどう活かす?「街探しマッチングシミュレーター」を作ってみた!

「単なるチャットボットではなく、お客様がワクワクするような体験を提供したい」
Table of Contents
「街探しマッチングシミュレーター」とは?

このシミュレーターの特徴
- 直感的なUI:
- 選択肢をポチポチ選ぶだけで、スムーズに診断が進みます。
- AIならではの柔軟な提案:
- 「家賃」「アクセス」だけでなく、ユーザーの「理想の暮らし」のニュアンスを汲み取って街を提案します。
- ポータルサイトへの動線:
- 今回のプロトタイプ(関東版)では、提案された街の「SUUMO」や「LIFULL HOME’S」の物件検索結果へワンクリックで飛べるリンクを実装しました。
地域の不動産会社なら「自社エリア特化型」へのカスタマイズが最強
関東全域ではなく、「城南エリア専門」「東急東横線沿線特化」「つくばみらい市周辺限定」など、自社の強みがあるエリアに限定します。よりディープでローカルな街の魅力をAIに学習させることで、大手に負けない提案力が生まれます。
SUUMOなどのリンクにしている部分を、自社ホームページの物件検索結果URL(駅情報やエリア情報)に差し替えます。
- 例:「おすすめの街:吉祥寺」 ➔ [自社サイトの吉祥寺駅周辺物件一覧へ]
このシミュレーターの作り方(Claudeを活用)
「プログラミングの知識がないと作れないのでは?」と思うかもしれませんが、AI(Claude)を使えば、驚くほど簡単に作ることができます。大まかな作成ステップは以下の通りです。
【Step 1】 ターゲットと質問項目の設計(AIとブレスト)
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【Step 2】 Claudeに「Webアプリとして動くコードを作って」と指示
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【Step 3】 自社仕様(エリアやリンク先)に調整・出力
実際に使えるプロンプト(指示文)の例
黄色いラインの部分を自社に当てはめて、試してみてください。
ユーザーが自由に入力した条件に基づき、関東(1都3県)の主要エリアから最適な街を3つ選出し、条件との「マッチ率」と「具体的な推薦理由」を提示する。
# 2. 入力機能(Form・左側または上部)
– **勤務先アクセス(テキスト入力):**
– 1人目:最寄り駅名(自由入力) + 許容通勤時間(15分〜90分をスライダーで選択)
– 2人目:最寄り駅名(自由入力・任意) + 許容通勤時間(15分〜90分をスライダーで選択)
– **予算(スライダー):** – 3,000万円〜2億円の範囲で、100万円単位で調整可能にする。
– **世帯構成(ボタン選択):** – 「単身(1K~1LDK)」「2人暮らし(1LDK~2LDK)」「ファミリー(3LDK~)」
– **重視項目(複数選択):** – 「利便性」「静かさ」「子育て環境」「治安」「防災(ハザード等)」をチェックボックス形式で追加。
# 3. 判定ロジックとデータ
– **データ:** 関東の主要な街(100駅程度)の「駅名、主要駅への時間、平均平米単価、治安・防災特性、周辺施設」を内部データとして保持。
– **マッチング計算:** – 通勤時間、予算(世帯構成に応じた平米数で算出)、重視項目との整合性をスコア化し、「条件マッチ率(%)」を算出。
– **資産スコア・資産価値の解説は不要:** 代わりに「なぜこの条件のあなたに合うのか」という具体的な理由を生成。
# 4. 出力結果(UI・右側または下部)
提案された3つの街をカード形式で表示:
– **条件マッチ率:** 大きくパーセンテージで表示(例:マッチ率 92%)。
– **おすすめの理由:** 入力された「重視項目」や「通勤時間」に基づき、「A駅まで30分圏内であり、ご希望の『治安』も非常に良いエリアです」のように具体的に記述。
– **通勤解析:** 各人ごとの想定所要時間を表示。
– **物件検索ボタン:** 以下のサイトへ、入力された「駅名」「予算」「間取り」をクエリに含んだ検索リンクを生成。
- スーモ 関東版 (https://suumo.jp/kanto/)
- HOME’S (https://www.homes.co.jp/)
– モダンで直感的なUI。入力項目が増えるため、セクションごとに整理。
– 条件を変更するたびに、結果がリアルタイムまたは「再計算」ボタンで更新される仕組み。
– 清潔感のあるブルーやグレーを基調とした配色。
指示を出すと、Claudeが「Artifacts(アーティファクト)」機能を使って、画面右側に実際の動く画面をその場で生成してくれます。あとは「デザインをもう少し優しくして」「〇〇駅のリンクを追加して」とチャットで修正を重ねていくだけです。実際の作り方は以下の記事にて解説しています!ご参照ください。
【必見】Claude無料版をフル活用して「一発」で完成させるコツ!
「ClaudeのArtifacts(アーティファクト)機能でWebアプリを作りたいけれど、無料版だとすぐに利用制限(回数制限)がかかってしまう……」そんな壁にぶつかる方も多いのではないでしょうか?実は、無料版の制約を賢く回避しつつ、クオリティの高いシミュレーターを一発で完成させる裏ワザがあります。
それは、「Geminiなど他のAIツールとClaudeを連携させること」です。
Claudeに直接「シミュレーターを作って」と頼むと、デザインや質問内容の修正で何度もやり取りが発生し、あっという間に無料版の回数制限に達してしまいます。そこで、回数制限のないGeminiをブレスト相手に使いましょう。
■Geminiとの具体的な進め方
- Geminiに「今からClaudeで街探しシミュレーターを作りたい。そのための最強のプロンプトを一緒に作って!」と相談する。
- 「自社のエリアは〇〇」「質問は4つに絞りたい」「デザインは緑ベースがいい」といった要望をGeminiに伝える。
- Geminiに、Claudeが迷わず一発で完璧なコードを出力できるレベルの「超詳細なプロンプト」を書き出してもらう。
Geminiとの壁打ちで「これ以上ない!」というレベルまで磨き上げたプロンプトをコピーし、満を持してClaudeに投入します。これにより、Claudeは初手から理想100%に近い高クオリティなWebアプリ(Artifacts)を生成してくれるため、無料版の限られた枠の中でも十分に実用的なツールを完成させることができます。
AIは1つに絞る必要はありません。「思考の整理やプロンプト作成はGemini」「Webアプリ(Artifacts)の出力はClaude」と、それぞれの得意分野をパズルのように組み合わせるのが、今のAI無料版をフル活用する最大のコツです。
まとめ:AIは「顧客体験」を豊かにする最高のパートナー
これからの不動産業界において、AIは単なる業務効率化(物件情報の自動入力やメール文面作成など)の道具に留まりません。今回のように、「お客様が楽しく街を探す体験」を提供する、頼もしい営業アシスタントとしても活用できます。
自社サイトに眠っている物件情報やローカルな地域知識をAIと掛け合わせることで、他社との大きな差別化につながります。ぜひ、皆さんの会社でも「自社専用の街探しシミュレーター」を作ってみてはいかがでしょうか?
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