【最短】3ヶ月の勉強時間で宅建に合格する勉強方法を解説|独学向け

投稿日 : 2020年02月04日/更新日 : 2023年02月01日

宅建の勉強をはじめようと思っているけど、時間がない、勉強方法がわからないという悩みを感じている方も多いと思います。

宅建は難易度が高いと聞き不安になっている方もいるかもしれません。

そこで今回は、難易度の高いとされる宅建を最短で合格するための方法やコツについて説明していきます。

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最短で宅建に合格するための勉強時間

宅建の勉強時間は、基礎知識や経験によって差が生じやすいです。

宅建の通学制の学校を選択した場合、8カ月以上のコースが平均的です。学校の講座をうける以外に自宅や出先での勉強もするので勉強時間は必然的に多くなります。

しかし、宅建の試験まで「100時間」である程度余裕をもって合格している方もいらっしゃいます。長時間の学習は必要な方は500時間、最低でも100時間は必要です。

100時間であれば、1日1時間勉強すると3か月強程度です。1日2時間であれば1カ月半程度で合格できる計算になります。

初心者|3ヶ月で合格するための勉強時間スケジュール

初心者の方が3カ月で合格するためには、まずは基礎知識を身につけることが重要です。基礎知識を身につけてから過去問や模試に取り組みましょう。

合格までに300時間~400時間程度はかけたいところです。

【1日の勉強時間】

3時間以上(3時間半かけると300時間が達成)

【3カ月の勉強時間】

  • 1カ月目~2カ月目(7~8月):基礎知識を身につける
  • 3カ月目(9~10月):過去問リピート、模試で実戦感覚を身につける

月単位で勉強時間を考えると不安になるかもしれませんが、最低でも1日3時間程度で毎日続けられるスケジュールをたてましょう。

学習経験アリ|3ヶ月で合格するための勉強時間スケジュール

学習経験のある方は初心者の方より勉強時間は短くていいかもしれません。

まず最初の1~2カ月目は全体の基礎知識を一通りおさらいし、過去問を踏まえて苦手項目を復習しましょう。ある程度苦手項目を克服できれば、ひたすら過去問、模試で実戦感覚を身につけることがおすすめです。

【1日の勉強時間】

2時間以上

【3カ月の勉強時間】

  • 1カ月目(7月):基礎知識の確認
  • 2カ月目(8月):過去問リピート、苦手項目の復習
  • 3カ月目(9~10月):苦手項目の復習、模試で実戦感覚を身につける

最短で宅建を3ヶ月で合格するための勉強方法とコツの紹介

3か月と短期間での合格を目指すには、質の高い勉強をする必要があります。

質の高い勉強をするための5つのポイントと方法についてご紹介します。

合格ラインを意識して勉強をすすめる

宅建試験の合格ラインは50点満点中35点が平均合格ラインです。全体の75%がとれれば確実に合格することができます。つまり、38点も取れれば確実に合格できるということです。

出題者側も「ここまでは知っておいてほしい」というラインを明確に用紙してくれています。すべてつめこもうとするのではなく、覚えておくべき知識と捨ててもいいような知識をしっかりわけて勉強に臨むことが大切です。

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最短で宅建を3ヶ月で受かるための勉強方法|ブログや記事の紹介

3か月で合格するための勉強方法を紹介している記事やブログが多くあります。

その中から2つ勉強方法や実体験の記載されているものを2つ選びご紹介します。

ユーキャン宅建講座「宅建コラム」について紹介

ユーキャンは資格学校として有名で、宅建についての講座もあります。

宅建に合格するための時間や基礎の勉強方法についてわかりやすくまとめてあります。

▶宅建コラム

宅建に独学3ヶ月で合格した勉強法について紹介

宅建を取得した方の実際のスケジュールや使用したテキストがまとめられたブログです。

どのように書き込んでいったか、ノートはどう使ったかなどが写真付きでまとめられています。

▶そういうことか建築基準法

宅建の合格率と難易度

宅建は難易度の高い資格試験の1つです。

年度によって合格率に差がありますが、平均15~17%ほどの合格率です。

宅建の合格ラインは、実施された年により若干変わりますが、7割程度が目安とされています。

50点満点中35問程度の正解が平均的な合格ラインとなります。確実な合格を目指すためには35点以上が最低ラインです。

あわせて読みたい:宅建の合格点推移を紹介|試験内容と2022年最新情報を解説!

宅建の合格率をあげる方法

勉強方法のコツを押さえることで、他の受験生よりも一歩リードできますが、それでも宅建試験の合格率は15%前後です。

不合格になってしまった場合は、勉強期間が1年近く伸びてしまいます。最短で宅建試験を一発合格するためには、高い合格率を誇る通信講座を利用することが一番です。

高い合格率の通信講座は多くありますが、そのうちの1つとして「フォーサイト」という通信講座があります。フォーサイトは合格率が70%を超えています。

一発合格を狙いたい方は、通信講座の利用も検討してみましょう。

宅建の勉強法でよくある失敗

宅建試験の最短合格を目指している場合、特に以下の4つは学習効果の低下に直結するため注意する必要があります。

普段から時間に余裕があり十分勉強時間が確保できる方は以下の勉強方法をしても合格できるかもしれませんが、忙しい中の隙間時間で勉強する方は以下の勉強方法は避けましょう。

過去問対策が不十分

宅建試験は、本試験に占める過去の類題の割合は高いです。過去の本試験と全く同じ問題がでることはありませんが、問われている論点は一緒な場合が多いです。

宅建試験において過去問対策は最短合格に必須と言えます。テキストや問題集も大切ですが、日々の学習に過去問も演習を取り入れる必要があります。

学習範囲を絞れていない

宅建試験の範囲は膨大です。短い期間ですべて理解することは不可能です。

市販のテキストでも、掲載しておかないと試験に出題したときに「不十分なテキスト」とレッテルを張られてしまうことがあるため、ほとんどでない内容がかなり掲載されていることがあります。

テキストにある内容はすべて覚える必要はないため、過去問から試験の頻出問題を把握することが試験範囲を絞る方法として有効です。

難問対策に時間をかけてしまう

基本問題をいかに落とさないかということが合否の分かれ道です。

宅建試験には、毎年解くことのできないような奇問・難問が数点分出題されますが、そこに時間をかけてしまうことは非効率です。50万点中38点とれれば十分合格が狙える試験になっており、難問が1問とけなくても合格できるように設定されています。

難問と思われるものには時間をかけず、基本の問題に時間を割くように意識して取り組みましょう。

民法を暗記しようとする

宅建試験の大部分が暗記が重要な科目となっています。しかし、民法だけは暗記では対応できません。特に条文は、意図まで正確に理解していないと問題に正解できません。民法は基本的に理解重視の科目であるため暗記はしないようにしましょう。

まとめ

宅建を最短で合格するための勉強方法やコツについてご紹介しました。

宅建は合格率15%程度と決して簡単な試験ではありませんが、正しい勉強方法やポイントを押さえれば3か月と短期間でも合格可能な資格です。

自分に合う勉強方法をみつけ、宅建合格にむけて取り組んでいきましょう。

あわせて読みたい:「宅建とは」宅建士の仕事内容やメリット・なるための方法などを徹底解説

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この記事の監修者
小林 紀雄
住宅ローンの窓口株式会社代表取締役・iYell株式会社取締役兼執行役員
2008年にハウスメーカーに入社し営業に従事。2010年からSBIモーゲージ株式会社(現アルヒ株式会社)に入社し、累計1,500件以上の融資実績を残し、複数の支店の支店長としてマネジメントを歴任。2016年にiYell株式会社を共同創業し、採用や住宅ローン事業開発を主導。2020年に取締役に就任し、住宅ローンテック事業の事業責任者としてクラウド型住宅ローン業務支援システム「いえーる ダンドリ」を推進し事業成長に寄与。