不動産一括査定サイトのトラブル・デメリットからわかる4つの注意点 

投稿日 : 2024年12月25日

「不動産一括査定サイト」の利用を検討しているけど、トラブルや注意点など気にしている人も多いでしょう。

1,000万人以上の人が利用している人気なサービであるものの、

Googleで検索すると下記のような結果になり、

多くの人が利用を躊躇していることがわかります。

この記事では、不動産一括査定サイトの悪い部分を徹底的に分析、包み隠さず紹介します。

もちろん対処法も紹介しますので、最終的にはあなたが利用するかどうかの判断ができる ようになるので参考にしてみてください。

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不動産一括査定サイトのトラブルから見る4つの注意点

では早速、実際のトラブルからわかる注意点をみていきましょう。

トラブル1:あまりに営業電話がしつこい

不動産一括査定サイトを利用した人で「しつこい電話が嫌だった」と口にする人はとても多いです。

あなたの不動産が魅力的であればあるほど、不動産業者は我先に連絡をしてきます。

しつこい連絡がくる=魅力的な不動産 」であることの証明ですので、嬉しい側面もあることを忘れてはいけません。

ですが、あまりに連絡がしつこいとなると利用を躊躇してしまいますよね。

トラブル2:査定してくれる会社があまりに少なかった

トラブル1で紹介した逆のパターンになります。

あなたの不動産が魅力的でない or 利用しているサイトが最適でない」場合に、対象となる不動産会社は少なくなってしまいます。

複数の不動産会社を比べるため、一括査定サイトを利用したのに、そもそもあなたの不動産に興味がある会社が少ないことがわかると悲しい気持ちになりますよね。

トラブル3:査定額に大きな差がありどの会社が信用できるのかわからなかった

不動産一括査定サイトの大きな特徴の一つ「複数の不動産会社から同時に査定依頼をできる 」ことです。

ただその査定額に大きな差が生じる場合があります。

査定額が高いところにお願いすればいいのでは? 」と思う人もいると思いますが、そんな単純ではありません。

次のトラブルで紹介する通り「査定額=売却額」とは言えないのです。

トラブル4:査定額通りの金額で売れなかった

広告で「一括査定サイトを利用して高い査定額がもらえた! 」などの過大表現を見る人も多いでしょう。

査定額だけで不動産会社を選定するのはやめましょう。

理由は至ってシンプルで、査定額で売れるとは限らないからです。

査定額の高さだけで決めると、後悔する可能性があるので不動産選びは慎重にしましょう。


ここまでトラブルからわかる注意点を4つ紹介してきました。

続いて上記内容からデメリットをまとめました。

不動産一括査定サイト3つのデメリットと対処法

デメリット1:魅力的な物件であればあるほど、不動産会社から一斉に連絡がくる

サービスの特徴上、”魅力的な”物件がどうしてもしつこい連絡が来てしまいます。

しつこい電話のからくり

不動産会社は一括査定サイトに紹介料を払っているため、より必死になります。

対処法:電話のかからない机上査定を利用する

机上査定とは、物件情報(住所や間取り、築年数など)・周囲の売却情報・市場動向をもとに査定価値を算出する方法。

査定結果がすぐにわかるのでしつこい電話に対応する必要はありません。

実際に売る流れになっても、机上査定でよかった不動産に、訪問査定を依頼するのがおすすめなので、机上査定ができるかはとても大切になります。

机上査定

机上査定ができるサービスが決まっていますので、机上査定が利用できるサイトを選びましょう。

この記事の「最適な不動産一括査定サイトの選び方」で詳細を紹介します。

デメリット2:地域によっては紹介される不動産会社が少ない

魅力的な物件であれば、机上査定にてしつこい電話を避けるべきと紹介しましたが、逆のパターンも存在します。

あなたの地域によっては、査定してくれる不動産会社が少なくなります。

不動産売買の会社は10万社以上存在します。

※出典:不動産業統計集

一方で不動産一括査定サイトに登録しているのは2,000〜3,000社程度であることから、不動産一括査定サイト経由で知れる不動産会社は一握りであり、地方になると査定できる会社が見つからない場合もあります。

例えば、都心に強い「すまいValue」で岩手県紫波郡紫波町と記入すると、営業エリア外とでます。

対処法:地域密着型の不動産会社との提携が多いサイトを選ぶ

不動産一括査定サイトは、不動産会社に営業をかけて提携社数を増やしております。 (下記はイエウールが定期的に不動産会社さんに向けて行っている講習会の写真)

よって、たとえ一緒の提携社数であっても、不動産会社の中身が大きく異なるのです。

提携している会社がそれぞれ異なる不動産一括査定サイト

対処法としては、地域密着型の不動産会社の提携が多いサイトを利用します。

この記事の「最適な不動産一括査定サイトの選び方」でサイトの選び方を紹介しますので参考にしてみてください。

デメリット3:査定額だけでは最適な不動産会社を判断できない

不動産売却において、査定はあくまでも序盤のステップです。

査定から不動産会社を選定、その後不動産会社があなたの不動産を購入してくれる人を見つけるための活動をしてくれます。

しつこいようですが、不動産会社の査定額=売却額とは言えないので注意してください。

そんな中、あなたに選んでもらうために売れるわけないだろう高い査定額を設定する不動産会社が一部存在するのに注意してください。

不動産一括査定サイト経由ですと、ライバルにも一緒に比較されていることがわかっているから尚更です。

対処法:最低4社以上は比べ、査定額が高すぎる会社は避ける

不動産一括査定サイトを利用すると早ければその日のうちに、各社から査定結果をもらえることができます。

不動産一括査定サイトの結果

これら査定結果を比較し、あまりに高い査定額を提示している会社は避けるようにしましょう。(筆者の場合は、B社の金額が気になったものの、他と比べあまりに高い数字でもなかったため、候補として残しました)

不動産会社 査定額
A社 5,590万円
B社 6,380万円
C社 5,800万円
D社 5,980万円
E社 5,590万円

また2-3社だけだと高すぎる査定額の判断もできないため、なるべく4社以上の比較をおすすめしています。


ここまで不動産一括査定サイトの3つのデメリットとそれぞれの対処法を紹介しました。

トラブルやデメリットはわかったけど、結局どのサイトを選べばいいの? 」このように思う人も多いと思います。

最後にあなたに最適な不動産一括査定サイトの選び方を紹介します。

最適な不動産一括査定サイトの選び方

デメリットを考慮した際に不動産一括査定サイト選びはエリアごとに方法を変えましょう。

都市部や地方都市では、地価の上昇により物件価格が上がっているところが多く、しつこい連絡がくる可能性が大きいです。

まずは机上査定を利用 し、良さそうな不動産会社を見つけてこちらから連絡することをお勧めします。

下記サイトがおすすめで、併用することで大手と中小の両方から候補を探すことができます。

すまいValue:日本を代表する超大手不動産会社と提携している唯一のサイト
スーモ:同時依頼数が10社と多く、大手・中小のどちらも容易に対象に

また田舎や地方の場合、誤ったサイトを選択してしまうと候補会社が少なく、高い査定額を見極めることが難しくなる可能性があります。

地方の不動産会社と多く提携 している下記サイトがおすすめで、併用するとより最適な不動産会社を知れる可能性があがります。

イエウール:提携している業者数は業界最多級で、地域密着型の不動産会社が多い
HOME4U:長い運営歴から、地方でも大手・中堅の不動産会社との提携が多い

不動産一括査定サイトの詳細を知りたければ、下記記事で詳しく説明していますので参考にしてみてください。

【2024年】不動産一括査定のおすすめランキング!27サイトを徹底比較

まとめ

いかがでしたか。

この記事では不動産一括査定サイトのトラブルから、デメリット・対処法を紹介してきました。

この記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。

 

この記事の監修者
石川 貴裕
愛知県で企業勤めをしながら、親族の不動産会社にて不動産売買を経験。自らマンションを7棟、太陽光発電を1基を所有しており、不動産売買も実体験している。現在は、合同会社ラビッツにて不動産や中古車の情報メディアを運営、企画をしている。また、数々の不動産や中古車メディアの執筆・監修を行っている。
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