賃貸・部屋探しアプリおすすめ5選|不動産営業マンなら知っておきたい

投稿日 : 2022年07月28日/更新日 : 2023年06月04日

スマホで部屋探し

部屋探しも今やスマホで探す時代です。

特に昨今のコロナ禍において、不動産会社への来店者が減少するなど、物件の探し方も大きく変わってきています。

そのため「部屋探しをしている人が、どんな賃貸アプリを利用しているのか」は、業務の効率化を考える不動産営業マンにとって知っておかねばならない情報と言えるでしょう。

そこでこの記事では、不動産営業マンが賃貸アプリを利用するメリットや、人気賃貸アプリの特徴・おすすめの賃貸アプリについて解説します。

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賃貸・部屋探しアプリとは

賃貸アプリとはスマホで部屋探しをするアプリのことで、多くの物件の中から自分のライフスタイルに合った部屋を見つけられます。

一般的にトップページは、賃貸と物件購入などに分かれ、さらにエリアや沿線・家賃などで絞り込んで探します。

実際にスマホでお部屋探しをする際にはWeb版とアプリ版があり、アプリ版はWebサイトの情報をもとに作られていることが多いです。

お部屋探しのしやすさについてはWeb版もアプリ版もほとんど変わりませんが、アプリ版ではスマホの機能を使った独自の便利な仕組みもあります。

例えば、部屋の測定をスマホでできたり、住みたい建物の外観から空室情報が見られたりするアプリもあります。

企業によってはWeb版とアプリ版で掲載されている物件数が違う場合もあるので、注意しましょう。

賃貸アプリは大きく分けて2種類

賃貸アプリは不動産各社が扱っている物件を載せ合う不動産ポータルサイトと自社物件のみを扱うサイトがあります。

前者はサイトに登録する不動産会社の掲載料や反響課金、広告料で運営され、不動産会社と顧客を結び付ける役割があり、不動産業務は行いません。

一方、自社物件サイトは専用ダイヤルがあったりチャットができるなど、きめ細かい対応をしている場合が多く、不動産業務を行います。

賃貸アプリには数多くの物件が掲載されているので、部屋探しをする方にとっては希望する部屋を探せる可能性が高まり、好きな時間にいつでも部屋探しができます。

賃貸・部屋探しアプリを利用するメリット

スマホアプリを使うメリット

部屋探しをする方にとって、賃貸アプリを利用するメリットは、物件情報が多いことですが、不動産会社にとってのメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

自社物件が閲覧される可能性が高くなる

不動産会社は自社の物件を賃貸アプリに登録することで、部屋探しをする方の目に留まり、閲覧される機会が増えます。

SUUMOを見ると賃貸物件の掲載件数は全国で約732万件、一方HOME’Sの賃貸物件は449万件と非常に多くの物件が登録されています。

検索の上位にもくる企業なので、多くのお客様が利用されていることが予想されます。

物件を簡単に登録できる

部屋探しをする方にとって、賃貸アプリには多くの物件が統一された形で掲載されているので、物件を比較し検討しやすいです。

一方不動産会社にとっても、指定フォームに物件情報を入力するだけなので登録が簡単です。

賃貸アプリに掲載されることで評価される

一般的に名の知れた賃貸アプリに登録された物件であれば、部屋探しをする方は信頼性のある物件と考えます。

そのため、リンクが張られている不動産会社も同様に評価され、安心感を持たれるでしょう。

なお不動産会社が賃貸アプリを利用するデメリットとしては、フォームが決まっているのでカスタマイズしにくい、掲載料や広告料が掛かるということが挙げられます。

人気のある賃貸・部屋探しアプリの特徴

スマホで部屋探し

それでは部屋探しをする方にとって、人気のアプリはどのような特徴があるのでしょうか。

人気賃貸アプリの特徴を見ていきましょう。

検索順位が上位にある

例えば、インターネットで「賃貸 1LDK 恵比寿」といった希望条件で検索した場合に、検索順位が上位に位置しているサービスは、部屋探しをしている方に多く利用されているということです。

検索上位の企業が運営する賃貸アプリであれば多くの人が利用している、物件数も多いという証明にもなるので、効率が良いと言えるでしょう。

検索機能が充実している

部屋探しは、まずエリアや駅・路線図などから検索方法を決めます。

さらに家賃・部屋の広さ・敷金礼金の有無・保証人の有無などの条件を入力して候補の住まいを絞り込みます。

人気アプリの場合は、地図上でなぞって検索する方法やペット可物件など特集から検索する方法、現在地から探す方法など、さまざまな検索機能が充実しています。

そのためこだわりのある方の要望に応えやすいと言えます。

また人気アプリでは、不動産会社から賃貸物件を検索する方法もありますので、問合せから相談に発展する可能性もあります。

掲載物件数が多い

掲載物件数が多いアプリは、部屋探しをする多くの方が閲覧します。

したがって不動産会社としても、できるだけ掲載物件の多い賃貸アプリを利用したほうが良いでしょう。

ただし不動産アプリによっては、売買に重点を置いているものもあり、また地域によって掲載件数に差がある場合もあるので見極めることも大事です。

賃貸・部屋探しにおすすめのアプリ5選

賃貸アプリを利用する女性

これまでの点を踏まえて、おすすめの賃貸アプリを5つ選んでみました。

賃貸・部屋探しにおすすめのアプリ1.「SUUMO」

「SUUMO」はリクルートが運営する不動産アプリ、全国の多数の不動産会社が登録し、物件掲載数が最も大きく充実しています。

アプリ提供会社:株式会社リクルート

Google Play SUUMO(スーモ)賃貸・マンション・一戸建て・物件・不動産
App Store 賃貸物件検索 SUUMO(スーモ)でお部屋探し

SUUMOの検索方法

SUUMOの物件検索では、まず借りる・買う・建てる・リフォームするから選びます。検索はエリアから探す・駅から探す・路線図から探す・通勤通学時間から探すなどの方法があります。

また個人情報を入力し、お問い合わせを押すと、不動産会社に無料で問合せや資料請求ができます。

SUUMOの特徴

SUUMOのユニークな部分はスマホ画面をなぞって検索、地図内の住みたいエリアを丸で囲むと物件を抽出してくれます。地図を見て選べるので、住みたいエリアが決まっている方には便利です。

スーモカウンターでは、アドバイザーに無料で相談でき、引越しの見積もりも比較できます。

賃貸・部屋探しにおすすめのアプリ2.「LIFULL HOME’S

「LIFULL HOME’S」は株式会社LIFULLが運営し、SUUM同様に掲載数が多く有名なアプリです。

アプリ提供会社:株式会社LIFULL

Google Play 賃貸・不動産・マンションのLIFULL HOMES(ライフルホームズ)一人暮らしの部屋も土地購入も
App Store お部屋探しはライフルホームズ賃貸・マンション・不動産物件検索

LIFULL HOME’Sの検索方法

LIFULL HOME’Sは初めに借りたい物件の種別を検索し、次に都道府県を選びます。

都道府県を入力したら、次に路線・駅・地域・通勤通学時間・地図のいずれかを選択します。さらに詳細な条件をインプットすることで、希望の物件を抽出してくれます。

LIFULL HOME’Sの特徴

LIFULL HOME’Sには「やることリスト」があり、物件探しから内覧・申込・契約・引越しまでのタスクをチェックできます。

また気になる物件が見つかれば、LINEで家族や友人と共有が可能です。

賃貸・部屋探しにおすすめのアプリ3.「athome」

株式会社アットホームが運営する「athome」は、不動産三大アプリの一つで、加盟する不動産会社が最も多いです。大手でありながら、エリアの不動産店と強い結びつきもあります。

アプリ提供会社:株式会社アットホーム

Google Play アットホーム-賃貸物件検索や家探し・土地探しの不動産アプリ
App Store アットホーム-賃貸物件検索や土地探しの不動産検索アプリ

athomeの検索方法

athomeのアプリを開き、借りたい・買いたいのどちらかを選び、住まいか事業用かを選択します。

次に住みたい都道府県から沿線・駅・地域などから探すのが一般的ですが、「現在地から探す」を選ぶと、スマホ上の地図で周辺の候補物件を表示してくれます。

athomeの特徴

athomeは全国の56,000店以上の不動産店が登録しているので、SUUMOやHOME’Sでは登録されていない物件が乗っている可能性があります。

また「特集から」で探せば、ペット可能物件・敷金礼金ナシ物件・フリーレント物件などこだわりの検索が可能です。

賃貸・部屋探しにおすすめのアプリ4.「CHINTAI」

「CHINTAI」は株式会社CHINTAIが運営するアプリで、検索方法が比較的シンプルにできているので、スマホが不得手な方でも簡単に使えます。

アプリ提供会社:株式会社CHINTAI

Google Play お部屋探しはCHINTAI – マンション・アパート・戸建てなどの賃貸・不動産・住宅情報の検索アプリ
App Store お部屋探しはCHINTAI – 賃貸・不動産情報の検索アプリ

CHINTAIの検索方法

CHINTAIの検索方法は沿線から・住所から・地図から・現在地からの4つです。いずれかを選んで、家賃や間取り・専有面積などを入れれば、候補とする物件を表示してくれます。

CHINTAIの特徴

HINTAIの「地図から探す」を選ぶと、物件の情報だけでなく、近くの保育園や学校・コンビニ・病院など生活に必要な施設を一緒に表示してくれるので便利です。

賃貸・部屋探しにおすすめのアプリ5.「goo不動産」

NTTレゾナントが運営する「goo不動産」は、大手不動産会社の物件情報も多く掲載されていて、シンプルで使いやすくできています。

アプリ提供会社:NTTレゾナント株式会社

Google Play お部屋探し goo住宅・不動産・賃貸・物件 検索アプリ
App Store 賃貸・売買 お部屋探しアプリ ならgoo住宅・不動産

goo不動産の検索方法

goo不動産の検索方法は都道府県から探す方法と特集から探す方法があります。

「特集から探す方法」では、テレワークにおすすめの物件・一人暮らしの女性におすすめの物件など、他社にはないこだわりの検索ができます。

goo不動産の特徴

goo不動産でお気に入りに登録すれば、物件を再表示する際に便利なだけでなく、複数のお気に入り物件を選択し一度に問合せをすることも可能です。

まとめ

今回は人気の賃貸アプリについて詳しく説明をいたしました。

賃貸アプリは、部屋探しをする方と不動産会社の橋渡しとなるものなので、人気のアプリを知ることは重要です。

また賃貸アプリは業績の向上に繋がるだけでなく、煩雑で多岐にわたる不動産業務が楽になる可能性もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者
小林 紀雄
住宅ローンの窓口株式会社代表取締役・iYell株式会社取締役兼執行役員
2008年にハウスメーカーに入社し営業に従事。2010年からSBIモーゲージ株式会社(現アルヒ株式会社)に入社し、累計1,500件以上の融資実績を残し、複数の支店の支店長としてマネジメントを歴任。2016年にiYell株式会社を共同創業し、採用や住宅ローン事業開発を主導。2020年に取締役に就任し、住宅ローンテック事業の事業責任者としてクラウド型住宅ローン業務支援システム「いえーる ダンドリ」を推進し事業成長に寄与。