【2026年1月】住宅ローンの金利比較と1月のポイント

各金融機関の住宅ローン金利を比較して、今月のポイントを解説します。
直近の出来事も踏まえて、今後の住宅ローン金利の動向予想にお役立てください。
Table of Contents
住宅ローン金利比較
メガバンク
■メガバンクの特徴
圧倒的な知名度を誇る大手銀行であるため全国に支店があります。主要都市に多く、地方にいくほど支店数は減少するため、地方においては地方銀行や信用金庫の方がアクセスが良いケースもあります。
また、規模の大きさを活かした商品開発力も最大の特徴です。メガバンクは経済基盤が強く信用力も高いため、他の金融機関に比べて低い金利設定や融資額の上限を高く設定しているケースもあります。投資信託や保険商品といった総合的な金融商品を活用したパッケージ型商品を提供し多様なニーズに対応しています。対面での相談が可能なため、直接専門家と話すことができるのでネットでの手続きに不安をもっている方にとっては安心感に繋がります。
変動金利、固定金利(全期間固定型、固定期間選択型)など多様な金利タイプが提供されており、メガバンクを普段の給与振込口座として利用している場合は、住宅ローンの借入れの際に新たな口座を開設する必要がないため、住宅ローン返済管理の手間も省くことができます。

| 金融機関 | 変動金利 | 10年固定 | 20年固定 | HP |
| 三菱UFJ銀行 | 0.67% | 2.68% | 3.44% | HP |
| 三井住友銀行 | 0.595% | 2.65% | 3.15% | HP |
| みずほ銀行 | 0.775% | 2.55% | 3.30% | HP |
| りそな銀行 | 0.64% | 2.945% | .425% | HP |
(掲載順不同)
※金利情報は各社HPにて最新情報をご確認ください。
※先月比プラス(赤文字)・先月比マイナス(青文字)。
全行据え置きとなりました。
全行引き上げを実施しています。
三菱UFJ銀行(+0.42)三井住友銀行(+0.3)みずほ銀行(+0.25)りそな銀行(+0.28)。
全行引き上げを実施しています。
三菱UFJ銀行(+0.43)三井住友銀行(+0.25)みずほ銀行(+0.2)りそな銀行(+0.26)。
ネット銀行
■ネット銀行の特徴
ネット銀行の住宅ローン金利は、地方銀行と比較して低く設定されていることが多いです。オンラインで手続きが完了するため、地域制限がなく全国どこの地域でも申込みをすることが可能です。WEB申込みであるため、窓口の時間を気にせず自分の都合の良いタイミングで手続きができることも特徴のひとつです。
一方で、対面でのサポートが限られるため複雑な相談や手続きが必要な場合には不便さを感じる可能性があります。金利の低さと利便性を重視する方に適していますが、丁寧な説明を求める方には不向きかもしれません。

| 金融機関 | 変動金利 | 10年固定 | 20年固定 | HP |
| 住信SBIネット銀行 | 0.698% | 2.239% | 2.809% | HP |
| 楽天銀行 | 1.147% | 2.928% | – | HP |
| イオン銀行 | 0.78% | 2.61% | – | HP |
| ソニー銀行 | 0.997% | 2.976% | 3.738% | HP |
| auじぶん銀行 | 0.834% | 1.55% | 3.06% | HP |
| PayPay銀行 | 0.63% | 2.08% | 2.82% | HP |
| SBI新生銀行 | 0.68% | 2.20% | 2.90% | HP |
| UI銀行 | 0.595% | 2.27% | 3.12% | HP |
(掲載順不同)
※金利情報は各社HPにて最新情報をご確認ください。
※先月比プラス(赤文字)・先月比マイナス(青文字)。
楽天銀行のみ(+0.147)の引き上げを行いました。
他の掲載銀行は据え置きとなっています。
●10年固定
全行引き上げを行いました。
住信SBIネット銀行(+0.24)、楽天銀行(+0.323)、イオン銀行(+0.69)、ソニー銀行(+0.255)、auじぶん銀行(+0.25)、PayPay銀行(+0.24)、SBI新生銀行(+0.2)、UI銀行(+0.25)。
全行引き上げを行いました。
住信SBIネット銀行(+0.22)、ソニー銀行(+0.217)、auじぶん銀行(+0.35)、PayPay銀行(+0.23)、SBI新生銀行(+0.2)、UI銀行(+0.2)。
地方銀行
■地方銀行の特徴
地方銀行は、地域に根ざした銀行であるため地域の特性やニーズに応じた柔軟な対応を可能としています。また、特定エリアでの住宅購入に対して特別な金利優遇や、地元の提携不動産事業者を利用した際の特典など、地域の振興を目的とした住宅ローンの優遇措置やキャンペーンを実施していることもあります。
地方銀行はメガバンクやネット銀行ほどの低金利商品は少ないものの、個別事情に応じた柔軟な審査を可能としていることが多いです。支店が地域に密集し地元の不動産市場にも精通しているため、対面でのきめ細やかなサポートが期待できます。

| 金融機関 | 変動金利 | 10年固定 | 20年固定 | HP |
| 横浜銀行 | 0.75% | 2.625% | – | HP |
| 千葉銀行 | 0.975% | 2.36% | 3.63% | HP |
| 静岡銀行 | 0.90% | 2.80% | 3.40% | HP |
| 筑波銀行 | 1.00% | 1.80% | – | HP |
| 北陸銀行 | 1.375% | 1.45% | – | HP |
| 福岡銀行 | 1.025% | 2.70% | – | HP |
| 南都銀行 | 0.625% | 2.55% | 3.25% | HP |
| 京都銀行 | 1.175% | 2.90% | 3.05% | HP |
| 愛媛銀行 | 0.90% | 1.45% | – | HP |
| 宮崎銀行 | 0.725% | 2.35% | – | HP |
| 沖縄銀行 | 3.325% | 4.375% | – | HP |
| 琉球銀行 | 3.325% | 4.334% | – | HP |
(掲載順不同)
※金利情報は各社HPにて最新情報をご確認ください。
※先月比プラス(赤文字)・先月比マイナス(青文字)。
全行据え置きとなりました。
ほとんどの銀行が引き上げをしました。
横浜銀行(+0.25)、静岡銀行(+0.3)、筑波銀行(+0.15)、北陸銀行(+0.1)、福岡銀行(+0.3)、南都銀行(+0.3)、京都銀行(+0.3)、宮崎銀行(+0.25)、琉球銀行(+0.154)。
●20年固定
静岡銀行(+0.3)、南都銀行(+0.25)、京都銀行(+0.25)が引き上げを行いました。。
※2026年1月5日時点のHP情報を掲載しています。
2025年の住宅ローンを振り返る

| 2025年 主な出来事と住宅ローン金利への影響 | ||
|---|---|---|
| 時期 | 主な出来事・背景 | 住宅ローン金利への影響 |
| 1月 | アメリカ トランプ政権の誕生 | 米国政策への不確実性が市場心理を揺さぶる |
| 1月 | 日銀が政策金利を 0.5%へ引き上げ | 銀行の貸出金利ベースが上昇、変動金利にも圧力 |
| 4月頃 | トランプ関税・貿易摩擦激化 | 日本の長期金利(国債利回り)の変動を通じて住宅ローン金利にも波及 |
| 夏〜秋 | 長期国債利回りが構造的に上昇 | 固定金利型ローンの金利水準を押し上げる |
| 10月 | 高市政権の誕生 | 金融正常化が続く中、上昇ペースへの抑制期待 |
| 12月 | 日銀が政策金利を 0.75%へ引き上げ | 銀行金利全体に上昇圧力 |
| 2025年 金利推移(目安) | |||
|---|---|---|---|
| 金利タイプ | 2025年1月 | 2025年12月 | 1年間の主な動き |
| 変動金利 | 0.3% ~ 0.4%台 | 0.5% ~ 0.8%台 | 政策利上げを反映し、基準金利が上昇 |
| 10年固定 | 1.1% ~ 1.3%台 | 1.5% ~ 1.8%台 | 長期金利の上昇を受け、断続的に引き上げ |
| フラット35 | 1.80% 前後 | 1.97% | 2.0%の大台目前まで上昇 |
政策金利は0.75%へ

①賃金と物価の好循環が「続く」と確認できた
- 人手不足が続き、2026年も賃上げが続く可能性が高い
- 企業収益は全体として高水準
- 賃金上昇分の価格転嫁が定着
- 所得改善に支えられ、個人消費も底堅い
これらの観点から日銀は、賃上げが一時的なものではなく企業収益・価格転嫁・個人消費まで含めた循環として回り始めていると判断しました。
②物価2%目標は「一時的でなく達成できる」見通し
- 足もとの物価は前年比3%程度
- 2026年前半はいったん伸びが鈍る可能性
- その後は人手不足と予想物価の上昇で再加速
- 見通し期間後半には2%と整合的な水準で推移
日銀は持続的達成への確信が高まったと見通しています。
③実質金利は依然マイナス、利上げ後も緩和的
- 実質金利は現在も大幅なマイナス
- 政策金利0.75%でも金融環境は緩和的
- 今回は引き締めではなく、極端な低金利の微調整
- 今後も情勢に応じて段階的に調整
経済・物価情勢が日銀の見通し通りに改善すれば、現在の「きわめて低い」緩和度合いを情勢に応じて段階的に調整していく方針を示しています。
④海外リスクは残るが、以前より見通しやすい
- 米国経済や関税リスクは継続
- 輸出・製造業に一部下押し圧力
- それでも海外経済は緩やかに成長
- 日本企業の収益・業況感は良好
海外要因によるリスクが落ち着き、先行きを見通しやすくなったことも利上げを後押ししました。
2026年の住宅ローン金利はどうなる?

利上げの波をうけて、2026年の住宅ローン金利はどのように推移していくのでしょうか?
| 2026年 住宅ローン金利予想 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 時期 | 変動金利 | 予測理由 | 固定金利 | 予測理由 |
| 1月〜3月 | 0.8〜1.0%前後 | 2025年までの利上げ影響が反映(小幅上昇〜横ばい) | 1.8〜2.1%前後 | 10年国債利回りの高止まり(ゆるやかに上昇) |
| 4月〜6月 | 1.0〜1.2% | 日銀会合で追加利上げ観測(上昇しやすい) | 2.0〜2.3% | 国債需給・日銀の国債買入縮小(上昇) |
| 7月〜9月 | 1.1〜1.3% | 金融正常化が既定路線に(高水準で推移) | 2.1〜2.4% | 長期金利が下がりにくい環境(高止まり) |
| 10月〜12月 | 1.1〜1.4% | 年内利上げ出尽くし感(上昇〜定着) | 2.2〜2.5% | 財政・国債発行方針の影響(高水準維持) |
変動金利は、日銀の政策金利と短期プライムレートに連動しやすいのが特徴です。
- 日銀が政策金利を引き上げる
- ➡銀行の短期プライムレートが見直される
- ➡変動型住宅ローン金利が段階的に上昇する
日銀の金融政策決定会合が最大の注目イベントになります。
固定金利は、主に長期金利(10年国債利回り)に連動します。
- 10年国債利回りが上昇
- ➡銀行の長期資金調達コストが上昇
- ➡固定金利(10年固定・全期間固定)が上昇
国債市場の需給や財政方針、日銀の国債買入方針が大きく影響します。
■変動金利
- 日銀の政策金利の引き上げ予想
- 2025年末に政策金利を0.75%へ引き上げ済みで、2026年も追加利上げの可能性あり
- 短期プライムレートの引き上げ
- 日銀が利上げすれば短期プライムレートも引き上がり、変動金利にも影響
- 市場予測
- 変動金利が1%前後まで上昇する可能性があるとの見方
■固定金利
- 市場予想
- 10年国債は 2%前後で推移する可能性が高い
- 10年国債の影響
- 固定金利は長期金利(10年国債利回り)に連動するため、高水準が金利に影響
- 債券市場の予想
- 需給や財政政策の影響から高水準が継続する
債券利回りの高止まりが続く場合、固定金利も高止まり傾向。

1月のまとめ
10年固定・20年固定ではほぼ全行が引き上げに踏み切っています。特に大手銀行やネット銀行の上昇幅が大きく、長期金利の上昇を敏感に反映した形です。
固定金利が軒並み上昇したことで、据え置かれている変動金利との差がさらに拡大しました。一部の地方銀行(北陸銀行、愛媛銀行など)が、10年固定でネット銀行を下回る金利を提示しており、地域や特定の条件によっては地銀が非常に有力な選択肢となる状況です。


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