選ばれる保険は「選べる保険」だった。日新火災海上保険会社に聞く「お家ドクター火災保険」のこだわりポイント

投稿日 : 2024年11月15日

日新火災海上保険会社インタビュー記事の画像
明治41年の創業以来「お客さま本位の安心と補償をお届けし、最も身近で信頼されるリテール損害保険会社を目指す」という経営理念のもと、お客さまに寄り添ったサービスを提供している日新火災海上保険会社。今回は、お客さまのニーズに徹底的に寄り添ったネット完結型保険「お家ドクター火災保険」の魅力に迫ります！
「お家ドクター火災保険」は『日経トレンディ』特集「保険大賞2023」で「ユニーク賞」を受賞するなど、その独自性が話題の火災保険です。「お客さまにとって本当に必要なもの」にこだわりぬいた商品の開発秘話をマーケット開発部の皆さまにお伺いしました！

※お家ドクター火災保険は、すまいの保険のペットネームです。

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「お家ドクター火災保険」はどんな保険？

お家ドクター火災保険ロゴ
「お家ドクター火災保険」はズバリ！「高品質な修理」「納得価格」「利便性が高い」商品。
まずは、それぞれの特徴のポイントを簡単にご説明します。

「高品質な修理」を提供する指定工務店特約

建物が損害を受けた時に、日新火災がご案内する全国の優良工務店が修理を行う特約がセット可能！

自由設計で保険料を節約できる！「納得価格」
「お家ドクター火災保険」はお客さまにとって本当に必要な補償だけを自由に選択できます。必要な補償に絞ることで、保険料を節約できます。

「利便性が高い」充実の付帯サービスと手厚い費用補償
修理に付随して発生する各種費用を補償する特約や、日々の生活トラブルをサポートするサービスも充実しています。

気になる！「お家ドクター火災保険」の魅力を深堀りしていきます。

「高品質な修理」を提供する指定工務店特約

「高品質な修理」を提供する指定工務店特約の画像
■指定工務店特約
工務店マッチングサービスを提供する株式会社ローカルワークスと提携し実現した「指定工務店特約」。万一の事故の際、全国約5,000社の工務店ネットワークから最寄りの優良工務店を紹介するサービス。

全国約5,000社はすごいネットワークですね！
どうしてこのような特約を作ることにしたのでしょうか？

マーケット開発部デジタルマーケットグループ課長塚本健太氏の画像

マーケット開発部デジタルマーケットグループ課長塚本健太氏

平沼氏：例えば、台風が来た時など「屋根が壊れているから保険金請求しませんか？」と言って来る悪徳事業者もいます。お客さまが無用なトラブルに巻き込まれてしまうという社会課題を解決したいと考えていました。
住宅の場合、馴染みの工務店がいらっしゃる方は多くないと思います。事故の際に、どこに修理をお願いしていいか分からないというお声が多かったんです。お客さまが必要に迫られた時に、修理事業者を探す負担を減らし、選定に困らない環境を提供して差し上げたい！という思いからこの「指定工務店特約」を作りました。
万一の時にも、ご負担なく住宅を修理していただけることがこの保険の強みだと思っています。

塚本氏：ローカルワークス社と提携をし、まずは工務店ネットワークを構築。火災保険の特約としてローカルワークス社が有する全国約5,000店の修理業者ネットワークを利用できる指定工務店特約を作り、特約をセットすれば、建物の保険料を3%割引（※）にする。工務店ネットワークというものを保険の仕組みの中に入れ込んだというのは、業界初の試みだと思っています。

（※）ご契約条件によっては、保険料が割引とならない場合や、割引率が異なる場合があります。また、地震保険には、割引は適用されません。

自由設計で保険料を節約できる！「納得価格」

自由設計で保険料を節約できる！「納得価格」の画像
■自由設計
自分にとって本当に必要な補償だけを選ぶことができる「自由設計」。ネット完結型商品のため各種割引もあり、お客さまに納得いただける価格の保険を実現。

保険のプランを自分ひとりで選ぶのは正直むずかしいなと感じてしまいます。

塚本氏：そうですよね。なので、「お家ドクター火災保険」では「スリム」「ベーシック」「ワイド」という３つの目安プランを用意しました。
まずは目安となるプランから各補償の説明をご確認いただく。そして、基本となるプランを１つ選択いただき、そこから付け外しをしながら必要な補償に絞っていただけるようにしました。何もないところから「さぁ、ご自由に！」と言われても何から考えたらよいか迷ってしまいますが、基本プランを参考にしながら検討できるので選びやすくなっていると思います。

おうちドクタープラン内容

参照元：お家ドクター火災保険Web-公式サイト

基本プランを参考にできると考えがまとまりやすいですね。
どのくらいのお客さまが自由設計をご利用になるのでしょうか？

佐々木氏：約9割のお客さまが自由設計をご利用になられています。

グラフ画像

利用者の約9割が自分に合った補償をカスタマイズ！

約9割もいらっしゃるんですね！
かなり多い印象があるのですが、９割の方が自由設計を選ばれる理由は何でしょうか？

佐々木氏：お客さまの相談に応じるコールセンターも開設していますが、サイトの利用方法や見積の相談といった問合せは意外と少なく、ほとんどの方がご自身でプランを決めていらっしゃいます。

塚本氏：おそらくですが、３つある目安の中からまずは真ん中の「ベーシック」プランを選び、そこから補償を選択しながら検討されていらっしゃるのだと思います。最初から決まったパターンの中から選んでくださいというよりは、「自分で選ぶことができる」という納得感が約9割という数字に現れているのだと思います。

塚本氏：〔すまいのリスクマップ〕というものも用意しております。お住まいの地域にどのようなリスクがあるのか、河川氾濫時の想定浸水深や地震の発生確率、液状化リスク等の各種リスク情報が分かるようになっているので、ぜひ活用していただき「本当に」必要な補償を選んでいただけたらと思っております。

「すまいのリスクマップ」画像

参照元：すまいのリスクマップ

「住所検索」のほか、「現在地から探す」という方法もあって、簡単に地域のリスク情報を調べることができるのですね！
火災保険に加入する際はもちろんですが、住宅購入を検討している段階から活用することで、失敗しない住宅選びもできそうですね！

「利便性が高い」充実の付帯サービス

「利便性が高い」充実の付帯サービスの画像
■手厚い費用補償と充実の付帯サービス
すまいのサポート２４・リフォーム相談サービス・長期優良住宅の維持保全サポートサービスといった「住宅」に必要なサービスが無料付帯。

付帯サービスを検討する中でこだわったポイントなどはあったのでしょうか？

塚本氏：火災保険・住宅にとって必要なサービスはなんだろう？というところをベースに考えました。火災保険には、「家に住む」ということに起因して何かが起こった時のための付帯サービスが良いのではないか？と考え、お家周りに特化した付帯サービスを作りました。

すまいのサポート２４のハチの巣駆除サービスは、珍しいですね！ニーズは多いですか？

塚本氏：2019年にハチの巣駆除のサービスを追加しました。他社でも見かけないサービスだと思います。都市部でのニーズは少ないですが全国各地が対象なので、自然が多い地域ではご利用いただいていますよ。

長期優良住宅の維持保全サポートサービスとはどのようなサービスなのですか？

佐々木氏：長期優良住宅の認定を受けられた住宅について所管行政庁から維持保全の状況に関する報告依頼があった場合にご利用いただけるサービスです。「建物の劣化状況の診断」を行い、補修の必要性や適切な修繕時期などをアドバイスし、報告書の作成も専門家が無料でサポートしています。
ローカルワークス社との提携を機に「お家ドクター火災保険」の加入者さまも利用できるようにしていただきました。

協業されたことで、お客さまへ提供できるサービスの幅が広がったのですね！

「必要」に絞ったからこそ選ばれる保険に

販売開始から11か月で１万件の加入実績

おうちドクター加入実績グラフ

「お客さまに選ばれる保険」ということがよく分かるデータですね！

塚本氏：火災保険は、まだインターネット上で加入するという選択肢がお客さまの中であまりないのが現状です。そういった背景から考えると、いいスタートを切れて嬉しく思っています。

佐々木氏：検索数もどんどん増えてきており、ユーザーも若い世代が多くなっています。
インターネットが身近にあった世代が保険に加入する層になってきているので、直接保険に詳しい人に会って話を聞きたいというよりは自分で調べて決めたいという価値観のお客さまが増えているように感じますし、今後火災保険加入者においてネットユーザーの占める割合が増えていくだろうと思っています。

Webで完結できるようになると、保険代理店の利用者数が減ってしまいそうですが。

マーケット開発部デジタルマーケットグループ課長代理平沼健太氏の画像

マーケット開発部デジタルマーケットグループ課長代理平沼健太氏

平沼氏：「お家ドクター火災保険」はWeb完結の保険ですが、ご利用になるお客さまは新規加入の方がほとんどです。保険代理店では対面で手厚いサポートを受けられますので、これまで代理店を利用されてきた方は引き続き代理店のサポートを受けながら更新手続きや申込みをされています。「自己完結」と「手厚いサポート」、皆さま自分にあった方法を選択されています。

利用者の声

実際にご利用されたお客さまの声を伺いました！
「隙間時間に」「スムーズに」「簡単に」と、Web申込みのメリットを感じた声が印象的です。

お客様の声の画像

引っ越しのタイミングでの加入で、業者との打ち合わせ、ライフライン関係の手続きも多く、火災保険加入についてまとまった時間の確保が困難でした。隙間時間で加入できるWeb商品は非常に助かりました。

Webで何社かの商品を比較して加入を検討しましたが、そのままスムーズに加入できたため、面談での手続きにありがちな煩わしいやり取りが省略できてとてもよかったです。

事故対応をいただいた際、スムーズに工務店を紹介してもらい、やり取りもLineで簡単でした。

十分な補償内容なのに割安な保険料でした。Webでの申し込みでさらに割引が受けられ、とても満足しています。

「お家ドクター火災保険」のビジネス戦略に迫る！

お客さまに「Web」という選択肢を伝えていく

「お家ドクター火災保険」の今後の戦略を教えてください！

塚本氏：今は「火災保険/見直し・比較」という検索を行った、いわゆる顕在層のお客さまに向けたプロモーションを積極的に行っています。これからは（Webで申込む選択肢を認知していない）潜在層のお客さまへ向けたアプローチも積極的にしていくつもりです。

具体的にはどのようなアプローチをされる予定ですか？

塚本氏：SNSの活用や、大型のプラットフォーマーと組んだプロモーションといったことを検討しています！

大切なことは「お客さまにとって自然な流れ」を作ること

事業者さま向けのアプローチも大事だと思いますが、何かプロモーションは考えていらっしゃいますか？

塚本氏：住宅を購入する時は、まず物件を探し、住宅ローンを組んで、最後に火災保険に加入します。やるべきことが沢山あって、火災保険を申し込む段階までくると、お客さまはへとへとになっていらっしゃいます。住宅購入をする一連の手続きがワンストップで完結できる、自然な流れで火災保険まで申し込みできることがお客さまにとって最適な環境なのではと考えました。
なので、住宅にまつわるプラットフォームを提供している会社と連携することで、住宅購入の一連の流れの中にうまく火災保険を組み入れていきたいと考えております。

ＤＸサービスの環境構築をすることで、不動産関連の事業者にもメリットがあるということでしょうか？

マーケット開発部デジタルマーケットグループ課長補佐佐々木麻耶氏の画像

マーケット開発部デジタルマーケットグループ課長補佐佐々木麻耶氏

塚本氏：不動産業界は他業界と比べるとＤＸ化が遅れているかもしれませんが、ここ４〜５年くらいでかなりシステム化が進んできました。今後、さらに爆発的なスピード感でシステム化が進むのではないかと期待をしています。事業者の方々が利用するであろうＤＸサービスでの環境整備を進めることがお客さまにも事業者さまにもメリットのあることだと思っています。

佐々木氏：事業者さまはプラットフォームを案内するだけ。お客さまがおひとりで簡単にWebから火災保険に申込みができるので、事業者さまの手間も省けます。数年ごとに迎える更新手続きも自動的にお客さまに案内が届きWeb上で完結しますから、長期的に見ても事務手続き削減に貢献できると思います。

塚本氏：ローカルワークス社の工務店ネットワークに参画いただければ、お客さまが事故に合われた時やリフォーム相談の時にも、修理事業者としてお客さまへご紹介させていただきます。リフォーム・修理を受注いただくこともできるので本業のご支援にもなると思っています。

これまでも不動産関連の事業者さまと保険会社は代理店委託契約を結ぶなど協業体制を作ってこられたと思いますが、さらに一歩進んだWin-Winの関係を構築できるということですね!
契約内容変更や満期時も日新火災が直接お客さまへご案内してくれるのは、事業者さまはご案内業務に注力できていいですね。

契約手続きの進捗図

ネット完結型保険を活用した損害保険代理店業務のご案内

火災保険を考える時に必要な視点とは？

保険とは「リスク」に備えるもの

最後に、火災保険を検討している方に、保険のプロからアドバイスをいただけますか？

塚本氏：今、物の値段が上がってきていますよね。保険についてもこの10年で料率改定が5回もあり、1回の契約期間が短くなっています。節約という観点で火災保険を見直していただくことで、固定費の削減にもなると思います。

「お家ドクター火災保険」は必要な補償を自分で選択できるから、安くなる！節約を検討するのに、最適な保険といえそうですね！

塚本氏：はい。ですがそれだけではなく、自然災害のリスクについても目を向けていただきたいです。毎年のように台風が来るようになり、北海道まで到達する時代になってきました。地震もいつどこで起こるかわからない状況になっています。そのリスクを今一度ご自身の住環境に照らし合わせていただきたいです。水災補償が不要な地域もあったりはしますが、必要な地域も当然あります。節約という観点だけではなく、今一度、住宅回りのリスクに目を向けていただきたいです。リスクに備えるのが保険というものなので、ご自身にとって「本当に」必要な補償を選んでWebで簡単に安い保険料でご加入していただければと思っております。