【2022年版】不動産査定アプリおすすめ4選|メリット・デメリットも紹介
不動産を売却するためには、まず「いくらで売れるのか」という相場を知らなければなりません。
しかし、不動産会社に査定してもらうのは、敷居が高いと考え躊躇する方もいるでしょう。
近年はスマホの普及によって、手軽にしかも個人情報を入力することなしに、相場を調べられるようになりました。
相場を調べる方法には、不動産一括査定サイトと不動産査定アプリがあります。不動産営業マンにとって、両者の違いやアプリのメリット・デメリットを知ることで、営業活動に生かせることができます。
そこでこの記事では、不動産査定アプリの内容や特徴・おすすめのアプリなどについて解説します。
不動産査定アプリとは
不動産査定アプリは、不動産会社に直接問合せすることなく、自動的にスマホで不動産査定してくれます。
従来不動産査定してもらうには、いくつかの不動産会社を訪れて手続きするので、時間と手間がかかりました。
しかし、不動産査定アプリを利用すれば住所や建物の構造・土地や建物の広さなどを入力するだけで、簡単にアプリが査定してくれます。
名前やメールアドレス・電話番号などの個人情報を入力しなくてもよいので気楽に利用できます。
不動産査定アプリを見て「ぜひ売却したい」ということになれば、アプリから不動産会社に直接相談や査定依頼することも可能です。
不動産査定アプリは不動産会社や不動産一括査定サイトが運営している場合が多いので、直接査定を依頼できるように作られています。なお、正確な査定依頼する場合には、個人情報を入力する必要があります。
【2022年版】不動産査定におすすめのアプリ4選
よく利用されている不動産査定アプリ4つを選んでご紹介しましょう。
らくらく不動産査定
不動産査定におすすめのアプリ1つ目は「らくらく不動産査定」です。
リビン・テクノロジーズ株式会社は、不動産一括査定サイトのリビンマッチを運営する歴史ある会社です。
らくらく不動産査定は、マンション・戸建て・土地の相場を調べられるアプリで、位置情報を利用すれば町名迄自動で入力されます。あとは不動産の種別を選べば、相場を簡単に知ることができます。
なお売却を検討していて正確な売却可能価格を知りたい場合には、リビンマッチの不動産一括査定にリンクされているので、引き続き査定申し込みができます。
アプリ提供会社:リビン・テクノロジーズ株式会社
Google Play | らくらく不動産査定 |
App Store | らくらく不動産査定 |
10秒でDo!
不動産査定におすすめのアプリ2つ目は「10秒でDo!」です。
ハウスドゥは、全国にフランチャイズ展開する不動産会社で、AIを利用した査定を行います。
したがって情報は、ハウスドゥの過去の取引データに限定されるので、必ずしも世間の相場にマッチしていないこともあります。
しかしその結果をもとに、お問い合わせボタンからメールにより詳しい査定を申し込むことができます。
アプリ提供会社:ハウスドゥ
Google Play | 10秒でDo! |
App Store | 10秒でDo! |
Yahoo!不動産
不動産査定におすすめのアプリ3つ目は「Yahoo!不動産」です。
WebサイトのYahoo!不動産と同様に、不動産の査定や購入希望物件および賃貸物件の検索まで、不動産についてのさまざまな情報を得られます。
不動産の査定については、複数の不動産会社に査定を依頼し、「おうちダイレクト」に売却を依頼する方向付けとなっています。
おうちダイレクトは、ヤフー株式会社とSREホールディングス株式会社が共同で運営し、所有者は物件情報を直接掲載し売却もできます。
アプリ提供会社:Yahoo!不動産
Google Play | Yahoo!不動産 |
App Store | Yahoo!不動産 |
Do!Bank
不動産査定におすすめのアプリ4つ目は「Do!Bank」です。
フィナンシャルドゥは、不動産金融事業を運営する企業で、不動産担保ローンやリバースモーゲージなどを取り扱っています。
アプリは不動産の住所や築年数・面積などを入力するだけで直ちに査定が可能。
またアプリで査定した後は、問合せボタンからメールや電話により精度の高い査定を依頼できます。
なお、売却だけでなく「不動産を担保にした場合、いくらぐらい借り入れができるか」ということも教えてくれます。
アプリ提供会社:株式会社フィナンシャルドゥ
Google Play | DoBank |
App Store | DoBank |
不動産査定アプリを利用するメリット・デメリット
それでは次に不動産査定アプリを利用するメリット・デメリットについて説明しましょう。
不動産査定アプリのメリット
不動産査定アプリのメリットは以下のとおりです。
1.手軽に相場がわかる
不動産会社を訪れなくても、スマホで簡単に相場を把握できます。
精度の高い査定を依頼する前に、まずおおまかな相場観を頭に入れておくことは必要なことです。
2.個人情報を入力しなくてよい
不動産査定アプリは、おおまかな相場を知るだけであれば、個人情報を入力する必要はありません。
したがって、電話やメールアドレスを入力したために「執拗な勧誘を受けた」ということにはなりません。
3.今いる場所を特定できるので入力が楽
スマホのGPS機能を利用して、現在の位置を特定するので、住所等の入力が簡単にできます。
不動産査定アプリのデメリット
不動産査定アプリのデメリットは以下のとおりです。
1.正確な査定ではない
不動産査定アプリは入力項目が少ないので、正確には査定できません。
したがってあくまでも参考程度にして、不動産会社の精度の高い査定を依頼するようにしましょう。
2.特定の査定サイトに誘導されることも
不動産査定アプリは、不動産会社や不動産一括査定サイトが運営しているので、特定の査定サイトに誘導されやすいと言えます。
電話やメールなどの個人情報を入力すると、執拗な勧誘を受けることもありますので、ただ単に相場だけを知りたいという場合には気を付ける必要があります。
不動産査定アプリと一括査定サイトはどう違うの?
不動産一括査定サイトと不動産査定アプリとは類似点もありますが、必要性によってどちらを利用するか異なります。
今すぐに不動産を売却したい方は不動産一括査定サイトを、今は売却しないが相場を知りたい方は不動産査定アプリを利用するとよいでしょう。
不動産一括査定サイトの特徴
不動産一括査定サイトは、複数の不動産会社にまとめて査定依頼ができます。
売却を考えている方が、精度の高い価格を知るために個人情報を入力し、売出価格を設定するために利用するサイトということができます。
そのため査定依頼すると、複数の不動産会社から見積もりの連絡がきます。
不動産査定アプリの特徴
不動産査定アプリは、個人情報を入力することなしに、スマホで簡単に相場を調べられます。
そのため「今は売却しないが、不動産相場を知りたい」程度の位置づけと言ってよいでしょう。
なお個人情報は入力する必要がないので、不動産会社から連絡が来ることはありません。
不動産査定アプリを利用するときの注意点
不動産査定アプリは手軽に利用できますが、注意すべき点もあります。
AI査定は取引事例が加味されないことも
不動産査定アプリの中には、AIを利用して査定を行うものもありますが、これには不動産流通機構が運営するレインズの売買情報が加味されていません。したがってあくまでも簡易査定であるということを、覚えておきましょう。
特定不動産会社だけの情報である可能性も
不動産査定アプリは、アプリを提供する会社の過去の取引データのみである場合もあります。したがって正確な相場を知るには、複数の不動産査定アプリを利用して確認する必要があります。
アプリ査定額=売却可能額ではない
アプリ査定額は、簡易的に相場を知る方法なので、必ずその価格で売れるというものではありません。正しい売却価格を設定するためには、訪問査定を受けて仲介する不動産会社と相談して決める必要があります。
まとめ
不動産営業マンにとって、不動産査定アプリ特徴やメリット・デメリット・一括査定サイトとの違いなどを知ることは大事なことです。
不動産査定アプリは、まさに不動産売却のポータルとも言える位置づけであり、問合せから訪問査定・仲介業務に発展する可能性を大きく秘めています。
査定の依頼があった場合には、早く的確に対応し、顧客の要望に応えられるようにしましょう。