【2022年】不動産売買等の契約で縁起が良い日・向かない日を紹介

投稿日 : 2022年10月23日

【2022年】不動産売買等の契約で縁起が良い日・向かない日を紹介

不動産取引では、大きなお金が動きます。そのため、お客様の中にはお日柄を気にされる方もいらっしゃるでしょう。

あくまでも気持ちの問題ではありますが、お客様にとって一生に一度のご契約となることも多いため、凶日よりも吉日を好まれる方は珍しくありません。

ここでは、不動産売買などの契約日として縁起の良い日・向いていない日を2022年最新版で紹介します。

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不動産契約をするのに縁起の良い日とは

不動産取引の契約日として縁起の良い日とは、暦の中で吉日と言われる日のことです。

暦の中での吉日や凶日は古くから伝わる考え方のため、現代では若い方を中心に気にされない方が増えています。

そうは言っても、お日柄を重視する方も一定数いらっしゃいますし、大切な契約日にあえて縁起の悪い日を選ぶ方は少数派でしょう。

不動産取引では、売買契約日、決済・引き渡し日、引っ越し日といったお客様にとって重要な局面が複数回あります。

知識として縁起の良い日を確認しておくと、日程調整を円滑に行うことが可能です。

不動産契約をするのに縁起の良い日を選ぶ方法

不動産契約をするのに縁起の良い日を選ぶ方法には、六曜を基準に選ぶ方法と、干支を用いた周期を基準に選ぶ方法があります。

  • 六曜(ろくよう)※大安、友引、仏滅など
  • 天赦日(てんしゃび・てんしゃにち)
  • 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
  • 巳の日(みのひ)
  • 寅の日(とらのひ)

それぞれの意味や考え方を順番に紹介しますので、参考にしていただければと思います。

六曜(ろくよう)とは

六曜とは、暦の中で使われる「時間の吉凶を占う際の指標」の1つです。

カレンダーの日付の欄に小さく書かれていることがあるので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

六曜は以下6つから成り立っており、毎日いずれかが振り分けられています。

六曜 意味
大安
(たいあん)
何をしても上手くいき、吉となる日。六曜の中で最も良い日と言われています。
友引
(ともびき)
大安に続く吉日。ただし、午前11時~13時は凶のため、お昼ごろの活動は避けるべきと言われています。友引は「友を引き寄せること」から葬式には向かない日と考えられることもあります。
先勝
(せんしょう・せんかち)
何をするにもできるだけ早めに行うと良い日。午前中は吉、午後2時~6時は凶と言われています。
先負
(さきまけ・せんぶ・せんぷ)
急いで物事を決めずに穏やかに過ごすと良い日。午前中は凶、午後から運気が上向くと言われています。
赤口
(しゃっく・しゃっこう)
穏やかに過ごすべき日、仏滅に続く凶日と言われる日。午前11時~午後1時は吉、それ以外の時間帯は凶と言われています。火を連想する物に注意するべき日と考えられることもあります。
仏滅
(ぶつめつ)
仏も滅する大厄日。ただし、「物滅(物事が滅びて新たなことが始まる日)」と考えられることから、引っ越しの日に選ばれることもあります。

六曜を基準にする際のポイントは、1日の中で時間帯によって吉凶が分かれていることです。

大安のように一日を通して吉日とされる場合もありますが、その他は時間帯によって吉凶が分かれています。

六曜の中で、不動産契約に最も良い日とされているのは大安。

その次に友引・先勝です。大安での日程調整が難しい場合、友引や先勝で確認してみることも手段の一つです。

赤口は「赤」が含まれることから、火や血を連想させると考えられ、刃物や火に関する物に注意するべきと言われています。

不動産も火事と関連があるため、この日を契約日とすることを避ける方がいらっしゃるかもしれません。

また、仏滅も一日を通して凶日とされているため、不動産の契約日には不向きと考えられることがあります。

ただし、仏滅→物滅となり、「物が一旦滅び、新たに始まる」という捉え方もできるため転居日に仏滅を選ばれる方もいらっしゃるようです。

天赦日(てんしゃび・てんしゃにち)とは

天赦日とは、暦の中の吉日でも特に縁起が良いと言われている日です。

「天が万物の罪を赦(ゆる)す日」となり、障害が取り除かれて上手くいく、おめでたい日となっています。

天赦日は年に数回しかなく、2022年は6日のみです。

お客様の日程次第にはなりますが、天赦日を契約日として日程調整できると、喜ばれる可能性が高いでしょう。

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)とは

一粒万倍日とは、「一粒のもみをまけば、万倍のもみを持った稲穂になる」と言われ、実行したことが万倍になって返ってくると言われる日です。

大きく前進したいことを始めるのに適した日となっているため、不動産契約に良い日と言えるでしょう。

ただし、一粒万倍日は、良いことだけでなく悪いことも万倍になると言われることから、ローンの借り入れをする方の決済日には向いていないかもしれません。

2022年の不動産契約に向いていない日については、後ほど紹介します。

巳の日(みのひ)とは

巳の日とは、金運を招く吉日と言われる日で、「巳」とは蛇のことです。

蛇の中でも白蛇は、七福神の紅一点「弁財天」の使者と言われています。

巳の日が金運を招く日と言われる理由の一つは、弁財天が金運・財運の守護神と考えられているためです。

大きなお金が動く不動産契約では、巳の日を好まれる方もいらっしゃるでしょう。

また、巳の日は12日周期でまわってきますが、その中でも「己(つちのと)」と重なる
「己巳の日(つちのとみの日)」は、さらに金運が良い日と言われています。

2022年の己巳の日は後ほど紹介するので、ぜひご覧ください。

寅の日(とらのひ)とは

寅の日とは、「出て行ったお金もすぐに戻ってくる」と言われる日です。

不動産のように大きな買い物をする日とも、相性が良い日です。

寅の日の「寅」は動物の「虎」を指していますが、虎は七福神の一人である「毘沙門天(びしゃもんてん)」の使いと言われています。

毘沙門天は、金運・商売繁盛などのご利益があると考えられているため、寅の日も金運と相性が良い日です。

また、虎の金色×黒のしま模様は、古くから金運の象徴です。

ローンを契約する方や不動産投資家の方による不動産契約など、金運を気にされる方と相性が良いお日柄でしょう。

一方、寅の日は、返って来ない方がいいものに対する取引には向かないとも考えられます。

そのため、不動産を売却したい売主様の中には避けられる方もいらっしゃるかもしれません。

2022年不動産契約に縁起の良い日

ここでは、2022年の不動産契約に関する縁起の良い日をまとめました。

お客様と日程調整をする際の参考にしていただければと思います。

【大安×天赦日】

10月22日(土)

何をしても良い日とされる大安と、吉日の中で最も良い日とされる天赦日が組み合わさった貴重な日です。

【大安×一粒万倍日】

  • 1月14日(金)、26日(水)
  • 2月5日(土)、17日(木)
  • 3月1日(火)
  • 5月2日(月)、14日(土)、26日(木)
  • 7月16日(土)
  • 9月11日(日)、23日(金)、28日(水)
  • 11月1日(火)
  • 12月12日(月)

全体を通して良い日とされていますが、先述の通り、一粒万倍日は悪いことも万倍になるとも言われます。

そのため、ローンを契約されるお客様の場合は注意が必要です。

【天赦日×一粒万倍日】

  • 3月26日(土)先勝
  • 6月10日(金)仏滅

吉日の中で最も良い日とされる天赦日と、良いことが万倍になる一粒万倍日も不動産契約に良い日とされています。

ただし、6月10日は仏滅でもあるため、気にされる方がいらっしゃるかもしれません。

【己巳の日】

  • 1月16日(日)先勝・不成就日
  • 3月17日(木)仏滅
  • 5月16日(月)先勝
  • 7月15日(金)仏滅
  • 9月13日(火)先勝・不成就日
  • 11月12日(土)仏滅

2022年の己巳の日は計6日のみです。

ただし、仏滅や、後述する不成就(ふじょうじゅ)日といった不動産契約に向いていないと言われる日と重なっていることが多いため、注意が必要です。

2022年不動産契約に向いていない日

不動産契約に向いていないと言われる日は、不成就日(ふじょうじゅび・ふじょうじゅにち)です。

不成就日は「何事も成就しない日」「物事を行うのに縁起が悪い日」と言われており、おおよそ8日(月4~5回)周期です。

また、一粒万倍日と重なると凶を強めると考えられることがあるため、不成就日と一粒万倍日が重なる日を確認しておくといいかもしれません。

【一粒万倍日×不成就日】

  • 4月17日(日)
  • 7月4日(月)
  • 7月28日(木)
  • 7月31日(日)
  • 10月20日(木)
  • 11月28日(月)

一粒万倍日は吉日でもあることから、不成就日と組み合わせてプラスマイナスゼロになると考えられることもあります。

お客様の捉え方や気持ちの問題となるため、日程調整の際はお客様に確認してみるとよいでしょう。

気にしすぎると契約が進まないことも

ここまでは、不動産契約に良い日・悪い日について解説しましたが、あまり気にしすぎると契約が進まないことも考えられます。

たとえば、一粒万倍日は売主様にとって吉日であるものの、ローンを契約する買主様にとっては凶日となり得るでしょう。

また、天赦日×一粒万倍日が重なる貴重な吉日でも、仏滅と重なることがあります。

不動産取引では、売主様、買主様、不動産会社、場合によっては司法書士、金融機関など複数人が関わるため、日程調整が難しくなることもあります。

そうは言っても、お客様にとっては人生で一度きりと言えるほど大切な日となりますので、お客様のお気持ちを尊重しつつ、日程調整することが大切です。

日程調整が難しい場合、良い日ではなく、特に悪い日を避けることも選択肢の一つです。

お客様がお日柄を気にされる場合、不成就日や仏滅を避けて日程調整してみてはいかがでしょうか。

まとめ

不動産契約で縁起が良い日を決める際は、複数の考え方があります。

お客様がお日柄を気にされる場合、何を重視されるのかで該当する日が異なります。

日程調整する際にお客様の希望を確認しておくと、契約を円滑に進められるでしょう。

今回紹介した2022年の日程をぜひ参考にしてください。