工務店とハウスメーカーの違いは?選ぶ時のポイントを解説

投稿日 : 2021年01月14日

工務店とハウスメーカーの違いは?選ぶ時のポイントを解説
注文住宅を建てる際、施工業者は工務店とハウスメーカーの2種類から選ぶことが多いですよね。一見するとどちらも同じに見えますが、実際には多くの違いがあります。

ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットなどについて解説していきます。

工務店の特徴とは?メリット・デメリットと選ぶ時のポイント

工務店の特徴

工務店の大きな特徴は、「地域密着型の事業展開をしている」という点です。工務店というと規模の小さい店舗が多いですが、一方で顧客からの要望を細かく取り入れるなど、柔軟な対応を得意としています。また、工事に関わる人員の手配などを一括して行うという特徴もあります。

工務店のメリット

工務店に施工を依頼する大きなメリットとして挙げられるのが、「注文の自由度が高い」という点です。注文住宅を建てる際、パターンや施工例から選ぶだけでなく、「自分で内装や間取りをデザインしたい」という方もいますよね。そのような要望に対して柔軟に対応できるのが、工務店の大きなメリットです。ただし、工務店によって営業スタイルや対応は異なるため、必ずしも柔軟に対応してもらえるとは限りません。

工務店のデメリット

工務店のデメリットは、「住宅の仕上がりや施工期間がバラバラ」というところです。初めから職人など工事に必要な人員を雇用している工務店もありますが、注文を受けてから必要な職人を手配する店舗は少なくありません。注文の度に職人を手配するため、工事をする職人が毎回入れ替わることもあります。その結果、職人の手腕によって住宅の仕上がりや施工期間が毎回変わってしまうことが多いです。手配する職人まで注文することはできないので、高い手腕の職人に担当してもらえるかどうかは運次第だといえるでしょう。ここではデメリットとして紹介していますが、「場合によっては、ハウスメーカーよりも高い品質の住宅を建ててもらえることがある」など、メリットに転じる可能性もあります。

選ぶ時のポイント

工務店は注文の自由度が高いというメリットがあるため、「注文住宅のデザインにこだわりたい」という方におすすめの選択肢です。工務店を選ぶ際には、しっかり要望・注文を聞き入れてもらえる店舗かどうかを重視することが大切になります。しかし、小規模な工務店の場合はインターネット上に情報が無いことも多いので、店舗に問い合わせて確認してみるのが良いかもしれません。

ハウスメーカーの特徴とは?メリット・デメリットと選ぶ時のポイント

ハウスメーカーの特徴

ハウスメーカーは、企業規模が大きいところが特徴です。基本的に全国各地に拠点を設け、CMや住宅展示場で名前を見聞きするようなブランドのことをハウスメーカーと呼びます。組織としての規模が大きいだけでなく、組織内で工事を担当する職人を雇用しているのも特徴の一つです。

ハウスメーカーのメリット

ハウスメーカーを選ぶメリットとして、「対応エリアが広い」という点が挙げられます。ハウスメーカーは全国に拠点を構えているため、さまざまなエリアの工事に対応することが可能です。また、施工場所に近い拠点から職人が来ることがほとんどなので、「遠方の施工業者に依頼したが、移動距離が長いからか工期が長くなってしまった」といったトラブルが起こることもありません。

また、アフターメンテナンスの体制が整っているのもハウスメーカーのメリットです。住宅で発生するトラブルの中には、専門の道具や職人でなければ解決できないトラブルもあります。そのようなトラブル対策に重要なのが、工事をした業者によるアフターメンテナンスです。アフターメンテナンスの体制が整っていれば、トラブルが発生した際に迅速な対応が望めるだけでなく、普段の定期メンテナンスを行ってもらうこともできます。ハウスメーカーは確かな経営基盤があるため、アフターメンテナンスの対応も安定しているのが魅力です。

ハウスメーカーのデメリット

ハウスメーカーのデメリットは、「デザインの自由度が高くない」というところです。要望を伝えれば、それに合わせたデザインのプランを提案してもらうことは可能ですが、間取りや設備に関して細かく注文することは基本的にできません。多くの場合、住宅展示場で展示されているようなデザインの住宅しか建てられないので、「自分好みの家づくりにこだわりたい」という方にとっては自由度が低く感じるでしょう。ただし、一般的な住宅のデザインは一通り選べるため、強いこどわりがない方にとってはあまり問題ではないかもしれません。

選ぶ時のポイント

ハウスメーカーはアフターサポートが充実していることから、注文住宅を建てることに不安を抱く方におすすめの選択肢だといえます。ただし、アフターサポートの質はメーカーによって異なる部分なので、インターネット上の口コミやレビューなどを参考に選ぶのもおすすめです。また、住宅の完成イメージを掴みたい場合は、住宅展示場で実際にハウスメーカーが建てた住宅を見てみるのが良いでしょう。

工務店とハウスメーカーの違い


工務店とハウスメーカーの特徴やメリット・デメリットなどについて解説していきましたが、ここでそれぞれの違いをまとめてみましょう。

設計・デザインの自由度

工務店とハウスメーカーの大きな違いは、設計・デザインの自由度にあります。ハウスメーカーはオプションなどで、ある程度の要望には応えられるものの、工務店ほどデザインの自由度は高くありません。一方で工務店はデザインの自由度が高く、希望であればゼロから間取りや設備について注文することもできます。

対応可能なエリア

工務店は地域密着型の店舗が多い一方、対応可能なエリアは広くありません。エリアを広めてしまうと、職人の移動距離が増えて工事に時間がかかったり、サポートに手が回らなくなったりする可能性があるからです。ハウスメーカーの場合、全国各地に拠点を構えているため、広いエリアに対応することができます。それらの拠点を安定して動作させる資金力も十分にあるので、対応エリアを広めたからといってトラブルが起こることもほとんどありません。このように、工務店とハウスメーカーでは、対応可能なエリアにも違いがあります。

注文料金

注文住宅を建てる際、施工業者を比較検討するポイントとして「料金」を重視する方も多いですよね。実は、工務店とハウスメーカーでは注文料金が異なることも少なくありません。これはケースによって異なりますが、基本的にハウスメーカーよりも工務店の方が安い料金で注文住宅を建てられます。ハウスメーカーではいくつかの施工プランを用意していますが、それらのプランはある程度の間取り・設備が整っていることがほとんどです。工務店の場合、デザインの凝った高機能住宅を建てられる一方、それほど設備のない住宅を低予算で建てることもできます。ただし、こだわりのある住宅を建てる場合はハウスメーカーよりも料金が高くなるため、極端に「工務店の方が安い」と考えないよう注意しましょう。

工務店とハウスメーカーはどちらを選ぶのが良い?

工務店とハウスメーカーはそれぞれ一長一短がありますが、万人に対して推奨できるのはハウスメーカーです。工務店にもメリットは多いですが、サービス・サポートの安定性という面では規模の大きなハウスメーカーには劣ります。そのため、単純に「注文住宅を建てたい」という方に対しては、ハウスメーカーが適しています。一方、「オリジナルデザインの住宅を建てたい」などこだわりの強い方の場合、工務店を選ぶのが良いといえるでしょう。「〇〇の方が良い」と断言できるものではないので、希望やニーズに合わせて選り分けていく必要があります。

違いを見極めて顧客ニーズに合った案内を!

工務店とハウスメーカーには、さまざまな違いがあります。ここで解説した内容を理解しておくことで、顧客から施工業者に関する相談などを受けた際、顧客のニーズに合わせて適切な案内をすることが可能になるでしょう。