売却物件の情報収集はレインズ・現地・聞き込みの3つをフル活用しよう

投稿日 : 2019年11月08日

お客様の心をつかむ情報提供とは


昨今、インターネットの普及により、誰でも不動産情報サイトを使って近隣の不動産販売価格を検索して調べられるようになりました。

そのため不動産を売却しようとしている売主も、売却を検討しはじめた時点で、すでに近隣の相場を把握しています。

実際に不動産業者に査定依頼をする段階では、ある程度の概算は自分自身で心づもりしているような方が増えてきました。

宅建業者としてはやりづらくなったかと言えば、決してそのようなことはありません。

インターネットで簡単に調べられる時代になったからこそ、インターネットでは公開されていない情報が貴重となります。

つまり、プロならではの情報を提供すれば、必ずお客様の関心を高めることができるのです。

今回は売主候補の心をつかむ「不動産のプロが集められる情報」について解説します。

 

情報収集の手段は3つ

不動産のプロである宅建業者が集められる物件情報とは、主に以下の3種に分けられます。

  1. レインズ(REINS)によって得られる情報
  2. 現地調査によって得られる情報
  3. 同業者への聞き込みによって得られる情報

◎レインズ

レインズ(REINS)とは、国土交通大臣の指定を受けた不動産流通機構の会員だけがアクセスできる不動産物件情報交換ネットワークシステムです。

一般向けに公開されているREINS TOWERなどもありますが、基本的には管轄地域ごとに不動産業者だけが検索・閲覧できる不動産情報がメインとなります。

レインズを利用することにより、現在売り出し中の物件情報や過去の成約事例など多くの情報を得ることができます。

 

★ポイント★

取引事例比較法を利用して物件評価を行う場合、レインズで閲覧できる多数のデータから、いかに最適な取引事例地を見極めるかがポイントになります。選択する事例地によって査定地の評価が大きく変動するため、事例地の選択は慎重に行いましょう。

 

◎現地調査

実際に売物件や成約事例地に足を運ぶ現地調査、いわゆる「足で稼いだ」情報は、インターネットのデジタルデータとは異なり、リアルな内容を売主に伝えることができる有益な情報です。

レインズで調べた机上のデータを生きたデータにするためにも、繰り返しの現地調査は大切です。

現地調査を行う際には、対象地だけでなく周辺の売却物件、過去の成約事例地もあわせて確認するようにしましょう。

 

◎同業者への聞き込み

同業者への聞き込みでも多くの情報が得られます。

日ごろから同業者とのコミュニケーションは密にして、聞き込みのしやすい関係性を構築しておきましょう。

同業者への聞き込みによって、以下のような内容を知ることができます。

  • 周辺の売却物件の建物状態・売却理由
  • 周辺の売却物件の問い合わせ・内覧件数
  • 過去の成約事例の販売期間、成約までの引き合い状況
  • 過去の成約事例の販売時点での競合物件
  • 周辺地域で引き合いのある客層や所得層(一次取得者層か買い替え層か)

実際に媒介した不動産業者でなければわからない事情を知ることで、地域的な相場勘を養うことが可能です。

 

まとめ

今回は売却物件の情報収集手段を3つご紹介しました。

宅建業者がお客様に求められているのは、インターネットで誰でも調べられるデータではなく、不動産のプロとしての「生きたデータ」です。

レインズや現地調査、同業者への聞き込み調査をフル活用して、プロならではの情報を売主に提供し、お客様に説得力のある提案を行えるよう日々努力しましょう。