住宅ローン支援「すまい給付金」はどう利用できるのか|受給条件と給付額など

投稿日 : 2019年11月29日

「すまい給付金」は、住宅ローン控除(減税)を補う役割の制度です。消費税が増税されたとき、それによって住宅需要が減少しないようにと創設されました。

収入が低い人ほど手厚い支援が受けられるという「すまい給付金」とは、どのような制度なのでしょうか。

また、給付を受ける条件や実際に受け取れる金額の計算、申請方法をご紹介します。

 

「すまい給付金」とは

もともと住宅購入支援としてあるのは「住宅ローン控除」です。

年末のローン残高の1%が所得税から控除される制度ですが、この仕組みだと所得税がもともと少ない低収入の方は、控除額が少なくなります。

また、平成26年に消費税が5%から8%に増税され、低収入層の住宅需要減少が懸念されました。

そこで創設されたのが「すまい給付金」です。

すまい給付金は、主に収入の多くない方を対象として、収入が低いほど多く給付金を受け取れる制度です。

さらに、令和元年に入り消費税が10%へ増税され、すまい給付金の給付額も増額されました。また、50歳以上の方なら、住宅ローンを受けていなくても条件を満たしていればすまい給付金を受給できます。

 

◆ すまい給付金制度の実施期間

 

すまい給付金の給付条件

すまい給付金の給付条件は、受給者・購入住宅それぞれにおいて以下のような項目となります。

 

受給者の条件

  • 住宅を所有し、そこに居住している。
  • 収入が一定以下である。

 

住宅の条件

  • 平成26年4月以降に引き渡される住宅である。または、令和3年12月までに引き渡し入居する住宅である。
  • 床面積が50㎡以上である。
  • 第三者の検査を受け、一定の品質が確認されている。

 

住宅ローンを利用しない場合の追加条件

  • 年齢が50歳以上である。
  • 都道府県民税の所得割額が13.30万円以下(収入目安650万円以下)である(令和元年10月以降)。
  • 「フラット35S」と同等の基準を満たす住宅である。
    ※フラット35Sの技術基準の概要

 

すまい給付金の給付額

給付額の計算方法

すまい給付金の給付額(給付基礎額)は、都道府県民税の所得割額に基づいて決定します。給付基礎額は、所有者が1名の場合に受け取ることができる給付額です。持分保有者がいる場合は、給付基礎額に持分割合を乗じた額となります。

 

 

給付額の目安

すまい給付金の給付基礎額は、都道府県民税の所得割額が基準となるため、地域や家族構成、各自の収入によっても異なります。そのため、以下の収入額・所得割額は目安となります。

 

◆ 消費税率10%で購入した場合

給付基礎額 収入額の目安 都道府県民税の所得割額
50万円 450万円以下 7.6万円以下
40万円 450万円超~525万円以下 7.6万円超~9.79万円以下
30万円 525万円超~600万円以下 9.79万円超~11.9万円以下
20万円 600万円超~675万円以下 11.9万円超~14.06万円以下
10万円 675万円超~775万円以下 14.06万円超~17.26万円以下(住宅ローンを利用しない場合は、13.3万円以下)

 

◆ 消費税率8%で購入した場合

給付基礎額 収入額の目安 都道府県民税の所得割額
30万円 425万円以下 6.89万円以下
20万円 425万円超~475万円以下 6.89万円超~8.39万円以下
10万円 475万円超~510万円以下 8.39万円超~9.38万円以下

※上記の収入額は、夫婦(1人は無収入)と中学生以下の子供2人の世帯と仮定した場合の目安です。

 

すまい給付金の申請方法

すまい給付金の申請は、購入した住宅に入居した後、もしくは住宅の引き渡しから1年後(当面は1年3ヶ月以内)まで可能です。

申請方法は、全国のすまい給付金申請窓口で必要書類を提出するか、事務局への郵送にて手続きをします。また、住宅事業者の代理申請も可能です。

 

すまい給付金の必要書類

  1. すまい給付金の申請書
  2. 引越し後の住民票の写し(原本)
  3. 建物の登記事項証明書・謄本
  4. 個人住民税の課税・非課税証明書
  5. 不動産売買契約書のコピー
  6. 工事請負契約書(新築の場合)または中古住宅販売証明書(中古住宅の場合)
  7. 住宅ローンの金銭消費貸借契約書のコピー
  8. 振込先口座が確認できる書類のコピー(通帳等)
  9. 住宅検査の実施が確認できる書類(下記のうち1点)
    <新築の場合>
    ・住宅瑕疵担保責任保険の付保証明書のコピー
    ・建設住宅性能評価書のコピー
    ・住宅瑕疵担保責任保険法人検査実施確認書の原本<中古住宅の場合>
    ・既存住宅売買瑕疵保険の付保証明書のコピー
    ・既存住宅性能評価書(耐震等級1以上)のコピー
    ・住宅瑕疵担保責任保険の付保証明書または建設住宅性能評価書(築10年以内に限る)
  10. フラット35S基準への適合が確認できる書類いずれか1点
    (新築で住宅ローンの利用がない場合)
    ・フラット35S適合証明書のコピー
    ・現金取得者向け新築対象住宅証明書
    ・長期優良住宅建築等計画認定通知書のコピー
    ・設計住宅性能評価書または建設住宅性能評価書のコピー
    ・低炭素建築物新築等計画認定通知書のコピー(所管行政庁発行に限る)
    ・BELS評価書のコピー(☆2以上に限る)

詳しくは、すまい給付金の公式サイトをご参照ください。

 

購入を迷っているお客様へご案内する

すまい給付金は、収入の少ない方でもマイホームの希望が持てる制度です。

また、給付条件を満たせば申請書類を提出するだけで受けられます。

支払い面で迷っているお客様には、積極的にご案内しましょう。

 

ご紹介

いえーる住宅研究所を運営するiYell株式会社では、住宅ローン業務を完全代行する「いえーる ダンドリ」を提供しています。

 

お客様にぴったりの住宅ローン選びからお申し込み手続きまでを「いえーる ダンドリ」にお任せできます。

住宅ローン業務のお悩みを解決したい住宅業界の方は、以下よりサービス詳細をご確認ください。

 

>> 「いえーる ダンドリ」の詳細を見る