大阪市で「特区民泊」を活用した事業に動き出す住宅メーカー相次ぐ
出典:パナソニック ホームズリリース資料より 大阪市の「特区民泊」を活用した事業に動き出す住宅メーカーが相次いでいます。
大和ハウス工業 web限定の戸建住宅商品「ライフジェニック」
一生の買物とされる住宅をインターネットなどで気軽に購入する動きが出始めています。もちろん、まだまだ、住宅展示場をきっかけに住宅を購入するケースは多いのですが、そうした中でも、インターネットを通じて住宅を提案する動きが出ているのは、購入者層の変化にあります。
住宅生産団体連合会の「戸建注文住宅の顧客実態調査」によると、戸建住宅の世帯主年齢で30代の割合は2018年度でおよそ半数に達しています。2001年度では3割程度だったので、かなり比率が伸びています。そして、野村総合研究所の「生活者1万人アンケート調査(8回目)」によると、インターネットショッピングを利用する30代の割合が2018年で8割近くに達しています。
こうした住宅購入層の変化や買物の特性に着目した住宅メーカーなどがインターネットを使った住宅販売に乗り出しているのです。
大和ハウス工業は、20代~30代をメインターゲットとしたWeb限定の戸建住宅商品の販売を始めました。商品の特長は、購入希望者がWebサイトにある衣食住に関する6つの質問に答えると、ライフスタイルが診断されます。そして、その結果に基づき、類型化された4種類のライフスタイルから最も共感度の高いひとつを提案し、そのスタイルから外観やインテリアを提案するというものです。
大和ハウス工業:Lifegenic(ライフジェニック)ステップ1
大和ハウス工業:Lifegenic(ライフジェニック)ステップ2
注文住宅は、購入者が自分で自由に間取りやデザインを決められます。しかし、一方で、周辺に調和する戸建住宅を計画するために知識や手間が必要となります。共働きの増加をはじめライフスタイルの変化から、家づくりのための時間を費やすことが難しくなっています。Web限定の商品を投入することで、こうした課題解消に対応しています。
住宅購入者の買い物行動の変化に着目し、いち早く、インターネットを使った住宅提案をしてきたのが住宅販売でFC展開をするジブンハウスです。「家はスマホで買う時代」。こんなキャッチコピーで注目を集めており、これまでに300棟の販売実績を持っています。
ジブンハウスは日本ユニシスと共同開発した、VRで家を内覧できるバーチャル住宅展示場 「MY HOME MARKET」を展開しています。高精細のVRで再現した住宅を、すみずみまで内覧することができます。支払額の見積シミュレーションもサイト上で可能に。これにより、住宅メーカーの担当者と対面の打ち合わせで行っていた購入に向けたステップも、スピーディーに進めることができます。
この「MY HOME MARKET」が、インターネットショッピングモール「楽天市場」に出店されました。より多くの消費者が、スマホやタブレットでセミオーダー型の規格住宅をVRで内覧し、イメージを膨らませ家を購入することが可能になりました。
住宅販売の主戦場が、これまでの住宅展示場からWebサイトに移っていく兆しがあちこちで出ています。
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